Netflixオリジナル 声を失った男のハードでピュアな恋人捜し。『MUTE』にシビれた!

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『MUTE』はね、なんかやたらとシビれた。
あこがれるわー。

SFなんだけど、それは社会インフラとか生活基盤の設定だけで、ほぼ男が女を捜し求める話です。

主人公は幼い時の事故で声を失い、言葉を発することが出来ない。
口が利けない分行動力で示すので、どうしても手数が多いw
だけど凄く純粋で、ロマンティックで、愚直で、曲がったことが嫌いな頑固なドイツ人のバーテンダーですw

そんなコイツの最愛の女がいきなり失踪してしまう!

そこから口はMUTEなんだけど、手数ではMUTEしない男の寡黙な戦いが始まるわけです。

図体がデカくて、強靭なので、口数ないのにやたらと迫力があるのもお茶目。

のっしのっしとベルリンの暗黒裏社会をマイペースに突き進み、恋人の写真を振り回して、「知っているか?」と眼力で訴えるのだ。
裏社会には怪しく、下劣で、凶暴な連中が待ち構えているが、そんなことはお構いなし。

彼が唯一心に留めているは最愛の女のことだけなのだから。

『MUTE』は謎めいたSFサスペンスであり、冷徹な暴力と胸を突き刺すような愛と孤高が描かれている。
作り手には人間に対して冷ややかであり、同時に同情的な視線も見える。

SFでありながら、どこかストイックでハードボイルドな世界観が魅力的だ。

主役の男のMUTEキャラは、周囲の喧騒や穢れや邪念からも隔絶されており、彼の身に起こっている状況がほぼこの映画の世界観そのもので、まさに監督ダンカン・ジョーンズがこれまで描いてきたヒーロー像の完成体、集大成といったところだ。

『月に囚われた男』も『ミッション:8ミニッツ』もSFな世界であり、誰にも頼れない状況に向き合わざるを得ない男たちの孤独な物語だった。

男らしいよね。
この映画。

すべては愛する女のため。
コイツは止まらないし、危険であろうが相手が誰であろうがどこまでも突っ込んでいく。
目的があり、そこに向かって動く。
そこに「言葉なんていらない」というのがこの映画の素晴らしさで、彼の行動すべてにただただシビれてしまった。

派手な表現も圧倒的カタルシスもないが、この映画の精神が最高にカッコ良かった。
男なら見るべき一本!

口数度 0.5点満点!(つまりほぼMUTE!w)

公式サイト

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