NASAでこんな昔から黒人女性が活躍してたなんて知らなかったよ!実録の痛快感動作『ドリーム』!

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めっちゃいい!
『ドリーム』最高です。

「アポロ計画の話じゃない!」って物知りの人たちに指摘されたサブタイトルが悪評高かった邦題ですが、サブタイトル削除されても十分酷いタイトルだってことは間違いないですよねw

だって『ドリーム』ですよw

どんだけやる気ないんだよw
テキトーすぎてヒットさせる気ゼロという配給側のナゲヤリ感が哀しすぎ。

このタイトルのせいで観る人が少ないと思うと配給の罪は重いw

原題は”Hidden Figures”で、直訳だと「隠された姿や人」という意味。
この作品おいては、つまりアメリカの宇宙開発の成功の裏では知られることのなかった主人公たちの活躍があったんですよと。
そんな意味なんだと思います。

白人と黒人の分離政策真っ只中の時代に、NASAの有人宇宙飛行計画に貢献した3人のインテリ黒人女性の知られざる活躍に光を当てた伝記映画。

この映画は実録モノとして正統派の構成だし、誰も死なないので気持ちも落ち込まずに済むハッピーな話。
満足しかしないと思う。

タイトルは酷いけど、映画は文句なしの傑作でした。
映画館で観れば良かった。

お金払ってよかったと素直に思える真っ当なエンタメ作品。

実話として優れているんですよね。

かなりドラマティックな展開や見せ場があるので、おそらく脚色が見事なんだと思います。
脚色しがいがあるという意味で、絶対に映画にしたい話。

凄くカッコいいサクセスストーリーだし、題材も宇宙計画なので夢がある。

主役の3人がやっぱ応援したくなるキャラクターなんだよね。
「黒人」であるということでそれが常に障壁となるんだけど、そこを打ち破る知恵や行動力がいちいち熱い。

計算係、プログラマー、技術者としてそれぞれの分野で天才ぶりを発揮していくストーリーが痛快極まりない。

上司も同僚もことごとく白人で、NASAの社会自体が白人社会という不利すぎる状況なんだけど、結局3人の能力が高すぎるのでNASA的にも彼女たちを認めざるを得ない。

そもそも3人があまりにも天才すぎて、周囲がほぼマヌケにしか見えないのだw
彼女たちの最先端頭脳が職場を刺激して、物議を醸し、常識という殻を破っていく展開が最高にエンタメ。

自信漲る3人が実力を見せつけた後のドヤ顔が最高。

「黒人ですが何か?」って顔に書いてあるのがオレには見えたw

それが楽しくて仕方がないw

この映画は実話としての魅力が抜群だし、脚色も優れているため、映画的にしっかりと盛り上がるので気持ちがいい。
そして、それ以上に役者が素晴らしい。

主役演じる3人はもちろんだけど、オレが一番感激したのはケビン・コスナーですね。

やっぱ偉大だなって思った。
フィルモグラフィを眺めているだけで、ちょっと涙出てきそうになりますねw

さすがに主演映画は減っているけど、ちょっと前の『マン・オブ・スティール』や『カンパニーメン』でのケビン・コスナーの説得力って凄まじかった。
画面に出てきた瞬間に、映画が引き締まるというか、必要以上に真剣に観てしまいますよねw

『ドリーム』では架空の人物とはいえ、発信される言葉や行動には相変わらず重みや人間的な深みがあった。
ケビン・コスナーだからこそ与えられた魅力だったんだと思います。

作品においてオレが感動した場面にはだいたいケビン・コスナーが関わっていたし、この映画をもう一度観たいと思えるのもケビン・コスナーによる功績です。

なんか、ケビン・コスナーって「正義」だなって思えた。
映画という表現において、その存在って絶対的に正しいと確信できました。

もちろんケビン・コスナーを知ってる人も知らない人も『ドリーム』は観るべき。

本気で感動するのでぜひ!

ケビン・コスナー偉大度 100点満点!

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