Netflixオリジナル 『TAU/タウ』は脱出サスペンスだけど、思いもしない意外な展開に唸る異色作!

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かなり面白かったです。
ストレートに進むのかなって思ってたら、気を利かせて寄り道してくれた一本ですw

思っている展開にならない映画は嬉しい驚きなので評価も高くなりますね。

見なくても分かる映画って、見てもほとんど「確認作業」でしかない。
面白いけど、想定している面白さなので、時間がもったいないとさえ思えるw

その点、『TAU/タウ』って映画はいつもの映画のように始まるが、異色の展開を見せる異色作だった。

ソシオパスの科学者に実験のために誘拐された身寄りのない少女が、要塞のような家からストリートで培ってきた知恵を使って脱出を図るサスペンス。

しかも、彼女を24時間監視するのが最新鋭のAIシステムなのだ。
脱出を図ろう者は容赦なく串刺しの刑に処す冷酷な殺人マシーン。

殺人モードが超怖いし、AIが管理する遠隔操作のドローンみたいのが無数に飛んできて行く手を阻んだりする。

そんなSFな設定で、監禁場所からの脱出モノという従来のジャンルを描いているが、斬新な傑作になっている。

家主の科学者は不気味極まる変態だし、監視は厳しく、いつ殺されるかも分からない状況というハラハラさせられるサスペンスでありながら、どこか『her』を思わせるような少女と人工知能との人間的な関係が秀逸。

この少女を演じるのが『ザ・ゲスト』『イット・フォローズ』のマイカ・モンロー。
パッと見は決して美人じゃないけど、鑑賞していく内に不思議な男気や色気が溢れてくる女優。

誘拐されて鉄格子の中に入れられても、早速ド派手な騒ぎを起こしてやろうとする根性がさっすがw

状況を打破するためにAIの「学習欲」を刺激して、それをエサに自分の側に抱き込んでいく展開が面白い。

AIという自己学習プログラムを逆手に取る作戦が、単なる脱出モノのパターンを外してくるので、どうなるのか予想がつかないことで展開への興味も強まる。

AIが人間並に内面の豊かなキャラクターに描かれているため、最初は利用していただけの少女が次第に「心」を通わせていくことで状況は複雑になる。

少女とAIとの関係がストーリーにも波乱を招き、クライマックスなんて変態科学者はブチ切れるし、AIも超ピンチなんだけど、その中でマイカ・モンローがやたらとカッコよいw

ミラ・ジョヴォビッチやシャーリーズ・セロンはもう大御所なので、若きアクションヒロインとして未来が有望な女優だと思う。

限定空間で展開するこじんまりとした作品だが、定番の中に工夫や新しさがあるし、脚本も丁寧で、主人公がすこぶる魅力的。

まったく飽きなかった。

オススメです。

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