ウイルス攻撃の影響で何度も公開延期が続き、相当長く待たされたが、待った甲斐がありすぎての『トップガン マーヴェリック』が公のお披露目。
試写会にて、誰もが羨ましがるに違いない2週間前の一足先鑑賞をオレはヘラヘラと成し遂げた。
しかも、IMAXという環境のおもてなしの素晴らしさですが何か?
人生一番の幸運であり、恵み。
『トップガン マーヴェリック』は『トップガン』という領域や意味を超えて、これまで見たこともない、ありえない、とんでもない芸術作品に超絶進化していた。
とゆーか、’86年の『トップガン』とはまるで比較にならないし、まったく次元の違う別世界で作られた何だか凄い創造物だったw
ただのネタ切れでしょうがなく作った80年代ヒット映画の続編なんかじゃないし、懐かしさで作り直したリブートとかのレベルじゃないわけです。
もっと先を見据えた特別な何かです。
まぁ、結局は映画なんだけどw
間違いなく言えるのは、映画の中で最も最高の映画だったということ。
あらすじもシナリオもキャストも勝手に観に行って確認してきてくれとしか言えないが、そこは逆にどうでもいいという気がしますね。
それよりも、マジで圧巻の映画体験でしかなかったという事実に打ちのめされるだけ。
始まってすぐにワケもわけらず涙が出てきて動揺を隠せなかったw
なんだろうな、故ドン・シンプソンという名残、おなじみのテーマ曲やTOPGUNのフォントとロゴ、IMAXという至高の環境がそうさせたのかもしれないが、これは何かとんでもない人知を超えた力と意志が宿ってるなって動物的な勘で感じ取れるわけですw
もはや映画という文化の新しいスタートを切ったとも言える革新的な世界最先端偉業が生まれる瞬間を目撃してしまったのだと知ってしまったわけで、震えが止まらなかった。
カッコよすぎて可愛すぎてエンタメすぎる最強トムクル。
熱すぎるストーリー。
泣けて仕方ないドラマ。
映えまくるキャラクター。
米軍全面協力感謝の迫力ありすぎて倒れそうになる訓練シーンと空中戦。
大空を縦横無尽にブットびまくる戦闘機をあらゆる角度から満遍なく収め尽くす死角なしのカメラ。
そして、サービス精神旺盛なアーレン・クルーガーと天才で芸達者なクリストファー・マッカリーという組み合わせが書くミッションはやっぱりインポッシブルすぎて相当狂っているのだw
あらゆるショットに胸高鳴り、あらゆるシークエンスに胸ときめき、あらゆる台詞が胸に響く。
故トニー・スコットにはおそらくできなかったことが、ジョセフ・コジンスキーにはできたんだということも疑いの余地がない。
何よりも『トップガン』以降オリバー・ストーン、ロン・ハワード、ロブ・ライナー、ブライアン・デ・パルマ、スタンリー・キューブリック、そしてスピルバーグという名だたる大物監督と組み、数々の名作をこれでもかと生み続けてスーパースターとして躍進し、役者として成長してきて、なおも無双状態の止まらないトムクルという大きな希望であり、眩しすぎる光であり、唯一無二の絶対的存在そのものが主人公マーヴェリックに重なりまくるのだ。
それで余計に涙が熱く、感動も深い。
今年はすでに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『アンビュランス』とやたらと泣ける映画が続いているが、『トップガン マーヴェリック』は泣けるどころの騒ぎじゃないですから。
ラストはマジで凄いです。
涙溢れ出すぎて、画面霞ました。
ほとんど見えてなかったw
トムクルのステキすぎる笑顔が映ってたことだけはギリギリ確認できたがw
いやー、そんな感じで最上の時間でした。
これは映画という発明、概念、価値観が生まれて以来、最も映画らしいワクワクと驚きと冒険に満ちた素晴らしい作品。
少なくとも「映画」ってこの作品のことを定義するんだよねってオレは確信した。
これが「映画」であり、これこそが今年最も見るべき映画。
トムクルは神であり、『トップガン マーヴェリック』は映画の頂点。
この作品をリアルタイムで観れる我々は神に祝福された究極の幸福者。
一生の思い出。
『トップガン マーヴェリック』は完全無欠の無敵エンタメ。
この映画だけは絶対に映画館で、IMAX環境で観ること。
それが天命。
人類の使命。
全うしなさい。