一足先に観て来てしまいました、パシフィック・リムのアップライジング!
もーね、最高すぎw
これは最高ですね。
「最高!」の一言で終わらせたいぐらい最高だったw
オレにとって映画って芸術以上にエンタメなんですよね。
その意味でも、これは間違いなくエンタメ。
完璧なまでにエンタメで、いまのところぶっちぎりで今年ナンバーワン。
と言っても、まだ3本ぐらいしか観てないがw
観る前は結構不安があったんですよね。
監督がギレルモ・デル・トロじゃないから。
そこそこの映画にはなるだろうけど、それ以上でも以下でもないよーな程度を想定していた。
ごめんなさい!w
バカにしてたことを猛省!w
結果的に、ギレルモ・デル・トロが製作に回ったのは大正解!
本人が決めたのか知らないけど、人類史上に残る英断!
『パシフィック・リム』という映画は、ロボットと怪獣がドカドカと派手なバトルを繰り広げるだけの映画なんです。
要するにねw
デル・トロさんのようなドロドロした闇の深い精神の人が作るには、あまりにも、なんとゆーか、健全すぎるんですよねw
凄くいい意味で、『パシフィック・リム アップライジング』という作品は、デル・トロさんらしさがまるでなかった。
本当にエンタメ一直線の潔さで最後までブッとばしていたのが感動的でさえあったのだ。
『ミミック』の悪趣味さも『パンズ・ラビリンス』の根暗さも微塵も無かった。
そこにあるのは、「とにかくバカをやってやろう!」ってゆー気概でしたw
開き直りの精神による今回の最新作は、全編が暗く落ち込み、哀しみで覆われた前作とはまるで違った。
画面に漂う空気が澄んでいたし、ひたすら元気と覇気があったw
一新されたキャストは若返って、生命力に溢れていた。
素直で、闇を抱えないキャラクターたちによるありきたりだが、ツボを押さえた熱いドラマにはこちらも素直に涙が流れた。
前作との決定的な違いは、直接的にはその戦闘シーンである。
ロボットと怪獣のアホみたいに破壊的な戦闘シーンの数々は、ほぼ太陽が降り注ぐ真っ昼間に実行されるw
そのおかげでロボットのカッコよさがダントツで映えていた。
必殺技が繰り出されるカタルシスにここまで胸躍るのは、やっぱ真っ昼間という条件による部分が大きい。
今回はロボットと怪獣の動きがいちいち明白に見えることで、作品への満足感が必然的に高くなる。
『パシフィック・リム』という映画の最も肝心な表現が、ロボットと怪獣が暴れることw
そこが完全で、完璧でした。
クライマックスはもはや狂いすぎて何をやっているのかわからないので、こちらもテンションMAXw
「これぞオレが観たい映画だ!」って心が叫んでたw
『パシフィック・リム アップライジング』は確かにメチャクチャな映画だw
それは間違いないが、オレは子供のように大喜びした。
これこそ映画館で観るべきエンタメだし、しかも隙のないエンタメだった。
ドラマの盛り上げ方が非常に巧く、敵の正体をミステリアスに展開させたり、語り口に知性を感じたし、メリハリも効いていた。
文句なんて一個も言わせない問答無用の面白さで観る者を圧倒する超絶エンタメ。
それが『パシフィック・リム アップライジング』だ。
映画館で観る以外の選択肢はない!