『プレデター:ザ・プレイ』

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オリジナルタイトルは簡単にPREYってことで、あえて『プレデター』じゃなくて『プレイ』なんですよね。

というのも、ちゃんと意味がある最新作になっていました。

数百年前の地球初上陸での記念すべき「狩り」を描く『プレデター:ザ・プレイ』はプレデターが血気盛んな野生動物を狩りまくってました。

ヘビは生きたまま皮剥がされ、犬は鋭利に解体され、熊はガチンコ激突の末ノックアウトされます。

その様子は野生の王国です。ナショナル・ジオグラフィックです。

シリーズで最もワイルド。

中盤でコマンチ族についに正体現してからは、いつもの活躍がショッキングに描写されていきこれぞプレデターと言うべき暴力的で一方的な殺戮が楽しめます。

家族を殺されたコマンチ族のコマンチ娘が怒りを胸にプレデターに無謀にも対決申し込み。

人類で最初にプレデターにケンカ売ったのが、薬草作りと動物追跡の得意な小柄なコマンチ娘だったというのがシュワちゃんも驚いたこの最新作。

コマンチさんたちに一人前として認められるための最初の獲物がライオンのはずだったのが、何の因果がプレデターとなり、プレイされてなるものかとプレデターを逆にプレイしてやるぞと意気込むのです。

小娘相手なので確かに筋肉不足だし迫力不足はあったが、そこをカバーする根性を見せるコマンチ魂と小賢しい知恵を働かせた対決で、凄く面白かった。

戦闘スタイルから攻撃力、武器などの装備に至るまでかつてなくプレデターがカッコよかったので、もちろんプレデターを全力で応援しましたw

人間は滅ぶべきだって確信するカッコよさ。だけど、やっぱ負けてましたけどw
ここはひとつ女性主人公に勝負を譲っておくのが時代の流れとして正解w

人間相手にした殺し合いが盛大に展開する後半もいいが、前半の熊が登場する辺りのサスペンスシーンはかなりハラハラしたな。熊が久しぶりに怖かったw

『10クローバーフィールド・レーン』の監督だけあり、クールなショット満載だし、サバイバルな状況で潜在的な戦闘能力を覚醒させていくヒロイン、スリルの演出が上手すぎてた。

米軍のマッチョな兵隊どもと激突させないとプレデター観た気があんまりしないのも事実ですけどねw

それでも、全然満足の秀作。

『ザ・プレデター』の方が好きだがw
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