6月24日公開!『ザ・ロストシティ』試写会。

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スランプに悩むロマンス冒険小説のやさぐれ女性作家サンドラ・ブロックが、新作の宣伝ツアーにいつものサンドラ姉さんらしく嫌々な感じでブーブー参加してみたら、どこぞの怪しきうさん臭さバリバリの大金持ち変態ダニエル・ラドクリフに南の島に誘拐されてしまい、古代のロストシティに隠された財宝見つけてくれって無理難題押し付けられて、なぜか救助にやってきてしまった暑苦しくアホすぎるイケメンモデルのチャニング・テイタムとのバディ組まされてのドタバタ脱出劇が、アクションと恋と宝探しいっぱいで展開するアドベンチャーですよってゆー映画でした。

ブラピも出てます。

夏らしい何も考えずに気軽に観れてしまうハリウッドエンタメですね。

なんとなくワクワクして、なんとなく楽しく、なんとなくロマンティックな気がしました。

なんとなく面白いような映画ですわ。

なんとなく。

前回の試写『トップガン マーヴェリック』がぶっちぎりに素晴らしすぎたせいで、感覚がおかしくなってるのかもしれないw

何を観ても、もはや心が満足できない。そんな危篤な状態に陥ってる可能性があります。

あるいは、単純に『ザ・ロストシティ』がそんなに面白くなかったかw

いや、面白かったんだと思うけど、『トップガン マーヴェリック』が驚きと新しさに満ちた最先端エンタメであったのに対して、『ザ・ロストシティ』は既視感しかなかったですねw

どこかで100回ぐらい観たようなロマンティックコメディであり、アクションアドベンチャーでした。

何かが突き抜けて優れているわけじゃなくて、これまでやってきたことの行儀のよいおさらいみたいな作品。

なんとなく時間が流れて、なんとなくエンタメしてるよねって雰囲気があり、予定調和な平和なハッピーエンドがありました。

鑑賞後は、なんとなく楽しかったかもしれないなって気持ちを強く意識することにしました。

煮え切らないユルユル演出が眠気を誘うが、時々そこそこ面白いことが起こっていたと思いました。

神業の偉業『トップガン マーヴェリック』に比べてしまうと、もちろん驚きゼロ、感動ゼロ、戸惑いゼロ、興奮ゼロ、エモさゼロ、アクションはほぼないし、古代都市で宝探しするスリルや謎解きしていくカタルシスもなかったです。

笑いは間も歯切れも悪く、誰かが面白いことを言っているんだと注意深く最後まで聞いているんだけど、結局全然面白いこと言っていなかったというズッコケるしかない場面が延々と続きますw

土台は昔ながらのロマンス冒険活劇って感じですね。

『ロマンシング・ストーン』や『キング・ソロモンの秘宝』の受け継ぐジャンル。

それでいて、ロマンス冒険小説家が自身の作品のようなストーリーに巻き込まれていくというせっかくの設定の面白さがありながらあまり生かせていないし、コメディ色を強く打ち出しているけど、それがマジで全然弾けないのだw

まぁ、好意的に鑑賞はしたので損はしませんでした。

サンドラ・ブロックが得意なボヤきキャラ演技はやっぱ安心感の十八番芸で楽しいし、チャニング・テイタムは『21ジャンプ・ストリート』と求められていることはほとんど変わらないので、ひたすらアホでひたすらボケ続ける真摯さw

ブラピのあまりにも贅沢な使い方に関しては今だからこそ実現できる嬉しいサービスだし、ハリポタのイメージしかないダニエル・ラドクリフの絵に描いたような変人で嫌味な金持ち役は新鮮だった。

アフリカの秘境に新種のダイヤ探しに行ったけど、ブルース・キャンベルが死んでて、凶暴ゴリラやカバと殺し合って、現地の古代都市壊滅させて気球で帰ってくる『コンゴ』が一番意味不明なのに、何はともあれ一番面白いがw

そんなわけなので、努力すればきっと楽しめます。

映画館で観て!

頑張って!

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