『デンジャー・クロース 極限着弾』『ワイルド・ローズ』『グリンゴ 最強の悪運男』『ルース・エドガー』

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『デンジャー・クロース 極限着弾』

ベトナム戦争で南ベトナム軍に加勢してたオーストラリア軍の実話でした。

ベトコンが近くに攻めすぎててデンジャークロース迫撃頼まれたので、躊躇しつつも思い切ってやってみたら、音沙汰なくなって、少数の中隊が助けに仲間を行くという話。

ジャングル戦だけど、ほとんど動かないで釘止め状態での殺し合いなので、スケール感ないですが、ずっと殺し合ってるだけなので面白かったです。

ずっと地面に這いつくばっての撃ち合いとたまに迫撃撃ち込んで吹っ飛ばすというね。

それだけなんだけど、それが正解w

キャラクターはどいつがどいつなのか分かりづらいし、決して良く描けてるとは言えませんが、どこからともなくベトコンによる攻撃が始まってきて、油断してたら瞬時に頭撃ち抜かれてしまう戦場の混沌。

怖かった。

久々にストレートに楽しい戦争映画でした。

ベトコンが殺しても殺してもどこからともなくやってきてウケましたw

『ワイルド・ローズ』

アイルランドのグラスゴーの人なのに、カントリーシンガー目指す出所仕立てのシングルマザー、ローズリンことワイルド・ローズさんの涙の奮闘記になってました。

出所した直後に知り合いの男と公園で野外露出セックスしてる辺り、文字通りワイルドw

歌い方も激しくて性格出てましたw

1年以上も入所してたもんだから、小さかった子供たちも「あんだ誰?」って具合で知らんぷり。すっかり留守の間を子育てしてくれたおばあちゃんが母親になっていたのだ。

カントリーシンガーとしての夢をつかみたいけど、子供たちにとっての母親としても頑張りたい。

母親業には慣れないし、どうしても自分中心に考えがちなローズさんが、不器用だけど、自分なりにどっちもこなそうとするも、にっちもさっちも全然上手くいかない現状。

それでも、やっぱ一生懸命やっているので、とにかくローズさんを応援したくなりました。

果たすべき夢と母親であること。

自分は何をしたくて、どうありたいのか。

そこへの答えの出し方も素晴らしかった。

孫たちが母親不在で傷つき、寂しい思いをしてきた姿を側で見ていたため、ローズさんに辛く当たっていたおばあちゃんでしたが、夢を諦めかけたローズさんに向かってついに吐露する本音。

おばあちゃんが最高のおばあちゃんすぎた。母親と娘がお互いへ寄せる気持ち。

だから、最後の歌唱シーンはめちゃくちゃ泣けました。

カントリーなんて全然聞かないのに、サントラをAmazonで探してしまったような傑作音楽ドラマ。

『グリンゴ 最強の悪運男』

これはまぁまぁ面白かったです。

仕事も結婚も暗礁に乗り上げのヤケクソになった無害な主人公が、出張先のメキシコで偽装誘拐装って、会社から保険金だまし取ろうとしたんだけど、本当に悪い人たちに誘拐されてしまい、色々と予期しない思わぬ方向に動いてしまい、色んな人と話がごちゃごちゃするけど、なんとか丸く収まる犯罪コメディ。

キャストがムダに豪華なのに、なんかもったいない使い方だなぁって思いました。

シャーリーズ・セロンの振り切ったセクシーな悪女っぷりはもうね、これは言うことなかった。

保険金払いたくない会社側から頼まれて、主人公を救出に向かうことになる人殺し卒業した元傭兵役のシャールト・コプリーさんがやっぱどこか気が変で、一番の異常者w

何をやらせても、絶対に人間としてヤバい人なんですよねこの人ってw

ジョエル・エドガートンは『ザ・ギフト』とは真逆の嫌なヤツ役を姑息に好演。

アマンダ・セイフライドはただただ可愛いだけw

ずっと可愛くて、それ以外何もないんですよね。

何が魅力的でこんな面白くない役やったんだろうなって思いましたw

『ルース・エドガー』

確かにオバマに顔が似ている成績優秀のスポーツも出来るルース・エドガーさん。

中東の紛争地域を生き延びて、裕福な白人夫婦の養子として迎えられた背景もこれまたアメリカ的で周囲を感動させてしまうルース・エドガーさん。

ある日、過激思想な内容のレポート提出したってことで、歴史教師に危険人物なんじゃって疑われて、ロッカー勝手に調べられたら、爆弾の威力ある花火見つかって、ルース・エドガーさんは何者なんだろって注目されてしまう話。

結局、どっちなのって感じで作ってます。

ルース・エドガーさんは危険思想持った危険人物なの?

ルース・エドガーさんが名前の時点で頭良さげで、知性的だし、礼儀正しいし、理路整然としているので一見インテリのみんなが目指すべき、理想とするオバマになってほしい黒人の希望の星。光、未来。

学校も家族も友達も「ルース・エドガー」さんをスペシャルな聖人だと思いたくて仕方がない。

つーか、そうじゃないと困るというかねw

そんな頼んでもいない型にハメられるルース・エドガーさん本人は不平不満たらたらなのだったw

ある人物を貶めるために仕掛けられる周到な罠にゾッとしますし、状況証拠にすぎないのにどうしても深まらせてくれるルース・エドガーさんへの疑惑。

明確な答え出さずに終わりますし、話は抑揚なく淡々と進行しますが、スゲーおっかなかったです。この張りつめた感がね。

終始不気味で、ゾクゾクさせてくれる心理スリラー。

ルース・エドガーさん、コイツはオレの判断として間違いなく犯人w

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