7月29日公開!『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』試写会。

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よっしゃ、ついに完結しました!

たぶんしてたw

いや、マジでこれで本当に完結なんでしょうか?

なんかまだ続くとか続かないとかのぼんやりとした情報も耳に入ってきていますが、実際どうなんでしょうか?

とりあえず『ジュラシック・ワールド』フランチャイズの最終章ってことで、オレはその完結っぷりをとくと目に焼き付けてきました。

夏休みを盛り上げるハリウッド大作の中でもビッグタイトルの目玉作だし、これを見逃して何を観るんだって話ですわ。

前作の最後で人間社会に放たれてしまった恐竜たち、そしてその後への不安と期待と無限の可能性。

孤島でのパニックアクションからの本土での不気味なサスペンススリラーにシフトする意外な展開で楽しませてくれた『炎の王国』だったが、人間と恐竜との共存と共生という完結編への前提が用意準備万端での終幕がなんとも美しかった。

今度こそ常識外れなスケールでの、壮大で、破壊的な完結っぷりを想像していたのだが…

なんと、せっかくの前作からのフリを大無視しての、これまで何度もやってきたような話をあえてまた繰り返してやるぞという頑固な意志をガチバチに決め込んでいましたw

遺伝子操作ダメ、環境破壊の告発、失踪した子供を見つけたい親、ブルーの再登場。

別に悪くはないし、それはそれで面白いなぁと思ったが、やはり話としては新鮮味ゼロで、既視感しかないし、予定調和で精彩に欠ける脚本なのは否めず、映画の落としどころもお約束すぎるオチだったりする。

だけどまぁ、それでいいというか、つーか、これ以上やるべきとはないんだと思うw

色んな理由をつけては結局はむさ苦しいジャングルでのサバイバルとポツンと立つ施設での脱出劇に戻っていってしまう『ジュラシック・パーク』展開は誰が何と言おうと止まりませんw

『ジュラシック・ワールド』であると同時に、どこまでも『ジュラシック・パーク』なんですよね。

最近のブームである過去作のリメイク・リブートの精神に則り、次世代が中心に進行するストーリーでありながらも懐かしのあの人再登場のネタで盛り上げたい気持ちは許すしかないし、もちろん映画的には嬉しいわけです。

現場復帰するファースト・ジェネレーションが1作目を彷彿とさせるショットを再演してみせたりするのはやっぱ熱いし、映画館で『ジュラシック・パーク』を青春体験しちゃってるアラフォー世代はついついニヤニヤしちゃうし、どの世代よりもワクワクしちゃうんじゃないでしょうか。

そのため、新機軸や斬新さという意味での面白さはもはや皆無だけど、アトラクション的な心がけで臨めば、至極真っ当で上等なアクションアドベンチャーが楽しめる。

とことん映画作りの基本を大事にしたエンタメの優れた見本になってました。

ほとんど殺人モンスターと化したグロテスクな新種の恐竜たちは気味が悪くてほとんどホラー映画だし、そんな続々登場する魅力的な恐竜たちと人間側とのハンパない追いかけっこは分かってはいても手に汗握るのだ。

にも拘らず、ダークキャッスルの不朽の名作『リーピング』へのムダなオマージュとしか思えない大群の凶暴化したイナゴ表現がどの恐竜の表現よりも最も力入っていて、大仕掛けのスペクタクルだったのも驚愕というか、動揺というかねw

つまり、恐竜でも人間でもなくイナゴが「新たなる支配者」ってことで強引に納得w

まじめな話、『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』は90年代からずっと見てきたファンには特別な感慨をもたらします。

原点回帰の初期のスピルバーグ版へのリスペクトに溢れたノスタルジックな見どころ満載。

新旧主要キャスト勢ぞろいでエキサイティングなサスペンスとアクションがこれでもかと胸熱。

サム・ニールはいるだけでなんか安心感あるし、ブライス・ダラス・ハワードはエロすぎる。

アリアナ・リチャーズとヴィンス・ヴォーンは出てないw

純然たる夏のエンタメ大作。

まずは楽しんでくれ!

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