なんとなくプライムビデオで観ました。
リーアム・ニーソンが実際の人物演じてるって情報だけで、ぼんやりと鑑賞。
スゲー面白かったですねコレ。
有名なウォーターゲート事件の話で、事件の陣頭指揮を執ってたFBI副長官マーク・フェルトって人の実話。
政権として色々と都合が悪いので、捜査をとっとと終わらせたいホワイトハウスを敵に回し、ニクソンを辞任に追い込んだ張本人でした。
もちろん圧力も半端なくあったわけですが、自分を危険にさらしても、それでも譲れない1線があったのだ。
分かりますね。
世の中、周囲の空気を汲んでおけば面倒は避けられる場合でも、どうしてもそうできない場合もある。
理屈は分かるが、心が納得しない。
自分としての筋を通さずにはいられないみたいなことがね。
それが例え組織のルールや法律に触れる行為であっても。
そいつにとってやるべきことをやる。
マーク・フェルトさんもやるべきことをやった。
そんな人物の話ですからね、もちろん緊張感ありすぎましたw
後半では、あの伝説的人物ディープスロートの正体も判明しちゃったりします。
マジでびっくりした。
まさかとは思ったけど、そのまさかだったので仰天。
「ディープスロート」ってちゃんとセリフにも出てきてスゲー感動したw
「ディープスロート」って言われたら、オレなんかはどうしても大好きな『X-ファイル』を思い出しちゃうんだけどw
引用されたのは、この映画の実在のディープスロートさんからだったわけで、その意味でもやっぱ感動するしかない。
この長い年月、実在するかどうかさえ分からない謎の人物として語られてきたわけだけど、やっぱ実際にいたというね。
いやー、マジで感動が深いw
これはぜひ観て欲しいですね。
スピルバーグの『ペンタゴン・ペーパーズ』の正式続編のような内容で、『大統領の陰謀』の名場面も再現されていたりして、そこら辺を観てる人にはたまらない映画になってると思います。
特筆は、キャストの素晴らしさ。
色んな場面で、いちいちセンスの光るキャスティングが映画好きには嬉しすぎ。
決して大きな役じゃないんだけど、こちらのツボを心得た配置で、どこかに知ってるあの人が出てきてくれる至福ねw
泣けますねこの気配りは。
地味で、暗い話なのに、終始ニヤニヤして観ちゃったw