主役はジャケットの奥の方の全然知らない地味な俳優の人でした。
手前の人、全然脇役w
シャイア・ラブーフが『トレーニング・デイ』のデンゼルや『フェイクシティ』のキアヌ並みに大暴れするんだと期待してたのに肩透かし。
見た目は危険なヤバいヤツな雰囲気演出してましたが、結局ほとんど雰囲気だけでムダにイキってほぼ何もせず終わってました。
もったいない。
デビッド・エアーのいつもの調子の映画で、世界観はブレていませんが、なんかギャングの世界の友情やら人情やらの側面から描きたい気持ちがありすぎてるなぁと思いました。
デビッド・エアー本人がほぼギャング側の発想の人間w
ギャングに思い入れありすぎ、ギャングを好きすぎて、ギャングええやろええやろってドヤ顔でカッコつけすぎてたかもしれない今度ばかりはw
犯罪スリラーとしては、ちょっと映画的に物足りないと思いました。
ロスでギャングビジネスの税金徴収係やってる二人組が、メキシコからやってきた悪魔みたいな冷酷な新興勢力と揉める話です。
警察とかの視点を排除しての悪者同士が自滅し合うだけなので、どーしても勝手にやってくれって気持ちがどこかで渦巻きながら冷めた気持ちで観てしまう自分がいましたw
メキシコからの常識無用な危険集団、殺気立った犯罪者さんたちの目つき、恐怖で背筋凍る血なまぐさい殺し合いとデビッド・エアーらしい要素盛りだくさんだが、話は実に退屈で、これ以上この人は取り柄がないし、何も描きたいものがないよねって限界も同時に思い知ることになる作品にもなっていましたw
恒例の蜂の巣ドカドカ銃殺演出を控えていたのも不満w