透明人間の映画です。
でも、いつもの感じじゃない。
思っているような透明人間の映画じゃなくて、ジャンルとしてはなんでしょうね。。。ホラーでもないし。。。なんとも今までにない透明人間映画です。
とにかく変w
変だけど、どーも嫌いになれないですねw
不思議な気持ちになります。
意外かもしれませんが、観賞後はなんかホッコリしますw
透明になっていく悩みを持つ男が、行方不明になった娘を探すという話。
過去には、いろんな透明人間の映画があった。
透明人間が透明って理由で政府に狙われる『透明人間』や透明人間が透明になったついでに痴漢したり、殺人したりする『インビジブル』があった。
この映画は、特別盛り上がる展開があるわけじゃないし、映画的な事件が起こるわけじゃないんだけど、色々と謎が多いし、驚きもあるので、興味は尽きないのだ。
なんだか分からないけれど体が透明になってしまう運命を背負ってしまった人間を描いています。
実社会で透明人間が抱えるかなり切実な不安や孤独を描いたストーリーが斬新。
透明人間ってテーマにはまだまだ可能性があるんだなって勉強になった。
事故や実験で透明になってしまうわけじゃなく、いわゆる「呪い」ってヤツだと思いましたw
透明人間の表現も面白くて、いきなり全透明化するわけじゃなくて、段階的に透明化していきます。
そのため、ところどころが透明で、内臓や骨なんかが見えてたりするw
見たこともないビジュアルですw
凄く斬新な透明表現なので、透明に目がない人は必見w
透明人間のオッサンとそのイマドキの娘が不器用に関係を修復していくのが結構泣けるし、結局ハートウォーミングな映画になっていた。
全体的に透明人間の悲哀が素晴らしくて、「透明人間もつらいよ」という心の声が聞こえた。
『アンシーン 見えざる者』。
間違いなく面白いです。