『キラー・ハント』
闇の世界で生きてきたベックマンさんが死にそうになってた時にたまたま助けてくれた教会で、お世話になった神父さん亡き跡を継いで神父になって頑張っていたら、悪い人たちから逃れてきた女の子を助けて、養子として育てて幸福生活送ってたのに、数年後にその悪い人たちが女の子誘拐しにきて、怒り心頭のベックマンさんは娘助け出すために、また闇の世界に足を踏み入れ戻ることになるのだ。
しょーもないw
神父の設定がもうスベってますからねすでにw
ジョン・ウィックと96時間な設定に、流行りのカルト教団も絡めてみたけど、これまたスベりまくってて酷かったです。
全部が不味い仕上がり。
おとなしく一般的な流れでストーリーを続けていればいいものを、ムダなチャプター構成のムダなこだわりが鑑賞者の癪に障りますw
チャプター分けする理由が一個もないし、効果的でもない。
チャプター演出がただでさえ不要なのに、養子に迎えた女の子との過去の回想振り返りを織り込んでくるのも邪魔すぎるし、いまさら知りたくもないし、退屈でしかない。
そんな話は前半で終わらせておいてくれって気持ちにしかならない。
これは映画館で公開したんでしょうか?
絶体にしちゃダメなレベルなので、配信向けとして作られたのだとしたら許しますw
要するにただのB級映画なんですこれは。
格闘戦も含めてアクションは完成度は低いですねW
遅いし、硬いし、ツメが甘い。やってられん。
臨場感出そうとグワーンって寄せていくカメラワークもバカの一つ覚えのように何度も使っていたが、なんかごまかしにしか見えず、安っぽくて冷める。
途中のアジア人の暗殺者の人が一番強そうでした。この人だけがちゃんとアクション出来てましたw
牧場でマンソンファミリーを気取ったウィリアム・ボールドウィンの教祖役がただのバカ丸出しで失笑。
主役のベックマンはとっとと死んでよしw
アーメン。
『AVA/エヴァ』
『キラー・ハント』の後だとマトモな作品に見えましたw
キャストも魅力的だしね。
ジェシカ・チャステインは出てくるだけで画面がなんかゴージャスになるし、そんな人がアクション映画でアクションしてるってだけで、こちらとしてはスゲー得したなぁって思いますw
ただ、作品自体は凡庸なスパイスリラーの域を出ないって感じですね。
盛り上がらない。盛り上がって欲しいけど、一向に上がらない。
主役の暗殺者さんの揺れ動く内面を描きたいがために、家族や元カレとの人間関係や抱えてるアル中の悩みの話に時間を割きすぎて、それが特に必要性や深みもないのでスピード感がそがれてしまい、興味を失いかけながらの惰性の鑑賞となりました。
格闘戦多めのアクションシーンは結構設けていて、そこそこに撮れていますが、丁寧だけど淡泊というか、96時間のような切れ味もアトミックブロンドのような泥臭さもジョン・ウィックのようなクレイジーさもないですw
ジェシカ・チャステインは凄腕暗殺者ってことなんですが。。。w
まぁまぁ結構動けていたが、これはテイト・テイラーさんの不慣れな演出のせいだなって思いました。
この人はどっちかとゆーとサイコサスペンスやドラマ物に定評が高いので、アクションはちょっと下手になっちゃう。
元々の監督が辞めちゃって、雇われ仕事みたいな感じで途中から任されたようなので、その割には頑張っていた方だと思います。
おつかれでしたw