『パラサイト 半地下の家族』

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巷を派手に賑わした超話題作ということで、今更ながら鑑賞しました。ツタヤの無料クーポン券利用してw

まぁまぁでしたw

韓国映画を初めて観た、あるいは普段あんまり映画自体を観ないって層に向けて作った「ちょうどいい」作品。

ポン・ジュノ映画としては、たぶん平均的な面白さでしょうね。
前作のネトフリの『オクジャ』が最高すぎたよな、初期作でもっと面白い作品があるよなって気持ちにしかならない。

アカデミー賞取ったし、それが初のアジア映画ってことで、メディアも大騒ぎしてみた情勢。
そこの空気読んで、良く分からなくてもとりあえず絶賛してみたって人がほとんどだと思うし、それが事実。

多様性なんじゃこんじゃーって面倒で、ウルさい時代だし、アカデミー賞自体が社会の空気読んで受賞決めたのも実情。

作品として純粋に面白かった映画は『ワンハリ』だったし、『1917』だったんじゃないでしょうかねw
でも、どっちも受賞しませんでした。

芸術であり娯楽という意味から外れたところで映画を評価してるんだろうと思います。

時代の声をムダに汲んじゃって、色々と余計な補正入って、偏った結果として『パラサイト 半地下の家族』に落ち着くしかなかったのだ。
やっぱアカデミー賞ってそんな賞なのだ。

話はね、要するに、社会には金持ちがいるよ、貧乏人がいるよってことですw

だから、アレですよ、貧乏人は貧乏だし、金持ちは金持ちで、相容れない世界でみんな生きてますよと。

貧乏人はもう精神からして貧しい。
この映画の半地下暮らしの家族みたいに見た目が汚いし、言動からして卑しいし、下品だし、粗暴で、臭いw

金持ちは心に余裕があり、見た目も清潔で、言動には品があり、美しく、存在として社会的に正しいのだ。

高い丘に整然と、優美にたたずむ金持ちの邸宅は豪雨に見舞われても被害はほぼないが、貧困住宅地の小便臭い半地下住宅はもちろん水没してるのだ。

韓国特性の格差社会の現状を地下からさらに地下に向かっていく縦を意識したビジュアル作りは良く捉えてたし、皮肉も効いていて、役者は文句ないし、脚本も具合よくまとまってました。

ブラック・コメディとしてはそこそこだったんじゃないでしょうか。

ただ、なんだろうね、このいい意味でも悪い意味でも口当たりの良さはw
良く出来てるんだけど、優等生すぎて物足りなかった。

根暗で、内輪だけで満足してる、うだつの上がらない日本映画よりはずっとマシですがw

公式サイト

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