『ザ・ベビーシッター~キラー・クイーン~』
優しく、美人の憧れのベビーシッターが実は悪魔崇拝集団だったことを知った少年がやっつけたはずだったけど、同じ集団が地獄から戻ってきて、同じドタバタを繰り返す話でした。
やってることは同じでした。
同じ話なんだけど、続編らしく過激な表現にムダに気を使い、より一層力いれてみたのだ。
まぁ、それが続編のあるべき作り方ですからねw
なすべき仕事を実直にこなしてました。
ネットフリックスだと、ちょっとぐらい作り手の変態趣味に走りがちでも許容される環境なので羨ましい限りw
居心地よさげに羽を伸ばして楽しんでましたよ、マックGw
でも、いいんじゃないでしょうかね。
自分がやりたいことに忠実で、一度もブレたことがないマックGって人は本当に映画作りを分かっていると思います。
このまま下手に気取らず、自分を貫きとおす意志を持ち続けて欲しいです。
マックGはもうネットフリックス1本で安泰。
一生食べていけます。
安心しました。
公式サイト
『ヒュービーのハロウィーン』
優しく正義感が強いが、死ぬほどビビりのために負け犬扱いで町全体からバカにされまくるハロウィン大好きなヒュービーが、ハロウィンが迫ったセイラムの町で、住民の度重なる不可解な失踪に気づいて単独犯人を見つけるために頑張ります。
例に漏れずサンドラーらしい悪フザケなギャグコメディ。
魔女狩りで有名なセイラムってことだし、ハロウィンシーズン醸し出す町の空気感もしっかり作りこまれていて、ハロウィン気分はちゃんと味わえるはず。
死ぬほどクダラないですけどねw
アダム・サンドラーも全然ブレないし、いまだにこんなアホなキャラ演じてても全然違和感なしw
ある意味凄い天才だと思います。
ネットフリックスとの相性も良さげなので、このまま変わらずアホをマジメに作り続ける運命w
監督が珠玉の名作『リトル・ニッキー』の人らしいんだけど、あの時とほぼ同じ大袈裟でやりすぎな演技を何が何でもやり抜くアダム・サンドラーを、よりによって2020年にもなってもう一度楽しめます。
別に誰も観たくなかっただろうけどw
レイ・リオッタ、スティーブ・ブシェミ、マイケル・チクリスなんかの面々の辺りを平気な顔して出演させてる時点で、アダム・サンドラーが誰もに愛されてる人徳の厚い映画人なんだなぁって思わせます。
ケビン・ジェームズ、ロブ・シュナイダー(久々!)というサンドラー映画ではおなじみのいつものメンバーも抜かりなく登場で、やっぱつくづくサンドラーだなぁと嬉しい気持ち。
あまりにクダラなすぎるのに、映画としてそれを可能にできるのがアダム・サンドラーの実力なのだ。
お金と人力と時間をかけて、こんな鑑賞者を脱力させる映画を作り続けることができる贅沢ね。それが許されるアダム・サンドラーという選ばれし者。
嫉妬しかない。
つーか、文句もあり!w