『ハードコア』が尋常じゃなく、ハンパなく、狂っていた件。

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プレステが好きでよくプレイするんだけど、好みはもちろんアクションです。
『バトルフィールド』とか最高だなぁ。
ドカドカ撃ちまくって気分スッキリ。

ところでFPSって言うらしいですね。
あの主人公視点で展開していくシューティングゲームのスタイル。

『ハードコア』なんてのは、まさにその視点のみで最初から最後までノンストップで展開する映画です。
主人公が見る景色が、そのまま鑑賞者が見る映像。

FPSはゲームだから成立するのに、そのまま強引に映画にしてしまえという発想。
その時点で十分狂っているんだけど、出てくるキャラクターも展開するストーリーも表現されるバイオレンスもすべてがメチャクチャw

何もかも狂いすぎていて、途中でどんな映画なのか分からなくなってしまうという危険な一本だw

改造人間のヘンリーさんがよく分からない状況で、よく分からない敵に追いかけられて、よく分からない理由で延々と殺し合うという内容。

凄い映画だなと正直に思いました。

ストーリーがすこぶる狂っていた。
というか、どんな話なのか全然わかんなかったw

何を考えて作っているのか本気で神経を疑ってしまうようなすさまじいカオス展開で、こんな映画は映画館で観てたら倒れてましたw
常識人のオレは生きていられたかどうか自信ないですw

ヘンリーさんを助ける案内係のような役割のシャールト・コプリーさんがこれまた狂っていた。
途中で何度もアホみたいな登場とショッキングな退場を繰り返して、出演シーンの神がかり的に繰り出される変態芸は圧巻。

出てきた瞬間にどこか狂気やこの世のモノとはおもえない迫力を感じさせる人なので、この役はハマり役。
『エリジウム』も『オールド・ボーイ』も『オープン・グレイヴ』もことごとく狂っていた。

『ハードコア』でのコプリーさんのパフォーマンスはキャリアの集大成とも言うべき偉業w
この映画の迫力のほぼ8割はコプリーさんによるものだと思います。

そして、バイオレンスがこれまた狂いすぎ。

ムダに人体破壊にこだわりまくっていて、想定以上にブットばしていました。
ほとんどイタリアのネクロストーム作品のようなケレンを感じさせてくれますw

元気と言ってしまえば元気で済むのかもしれないけど、ちょっとドン引きするような異常なテンションだった。
しかも、このテンションがずっと落ちないで、むしろ上がり続けるという異常事態w

この監督はちょっと危険かもしれないですねw

まぁ、おとなしくて常識的でいるよりも狂っていたほうが印象に残るし、作品としては好きですw
この調子でまた次の作品もドカーンと一発派手にカマしてほしいです。

『ハードコア』は、まさしくハードコアとは何かを教えてくれる映画。

エクストリームで、変態で、クレイジーだけど、中心には揺るぎない何かしっかりとした核がある。
ハードなコアがある。

それがこの映画だ。
たぶんw

狂気度 100点満点!

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