R15の必殺下劣ネタと過激バイオレンス炸裂も「ファミリー映画」と言い張る『デッドプール2』って素敵!

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もう誰も話題にしていない頃を見計らったわけじゃないし、ただ単に腰が重かっただけw

上映終了の気配を感じたので、そろそろ気合入れて観て来ました。

デップーさんの2作目。
涅槃像のポーズとって、相変わらずマイペースにテキトーをキメ込んでる2作目です。

とにかくこの映画は最高ですね。
「最高」という言葉は、まさに本作のために発明されたと言ってもいい。

オープニングクレジットからすでにフザけすぎていて感動が深かった。

ジェームズ・ボンドが登場するんじゃないかと本気で疑った人が誰ひとりいないぐらいあのオープニングクレジットはフザけすぎw

FOX傘下のマーベルだからこそのこの自由度なのかもしれない。

それは映画全体にも言えて、やるべきことを全部やってくれた感じ。

1作目で物足りなかったものがすべて表現されていて、俺なんかは超満足w
満足の度合いが1から10だとすると、軽く100を超えるというメチャクチャな満足感でしたw

こんなに楽しい映画なのに、まさかのR指定という悲劇。

もし俺に小学生の息子がいたら、嬉々として劇場にひそかに連れ込んで一緒に鑑賞しちゃうw

それぐらい笑って、泣いて、痛快な正真正銘のファミリー向けエンタメ。

デップーさんのリズミカルな毒舌は耳に心地良いし、過剰な下劣ネタや常軌を逸したバイオレンスもあまりにも楽しそうなので、逆に清清しさや信念さえ感じさせてくれた。

表現としてはモラルも節度もクソもないという姿勢なのに、デップーさん自身は結構繊細で、ロマンティストなのもニクい。

『LOGAN』でカッコよすぎる最期を遂げて、マーベルのハードルを上げたウルヴァリンを逆恨みする劣等感丸出しのデップーさん。
そんなデップーさんが悪態つきながらも必死に人助けする姿がなんか泣けるし、ひたすらキュートだった。

そもそもこの映画はキュートの極みですよね。
デップーさんがツンデレしながら悪党を器用に殺しまくる姿がまずキュート。

今回はデップーさんが大いなる敵に対抗するため求人広告を出して仲間を集め、X-MENならぬX-フォース(パクリw)を即席で結成してしまう。
そこら辺の場当たり的ないい加減さもやたらとキュートw

登場する女性キャラもみんなキュート。
1作目から出てる彼女ヴァネッサもそうだし、ミュータント仲間のネガソニックも凄くキュート。

「運の良さ」が超能力だって言い張る新しい仲間ドミノがこれまたキュートでなおかつセクシー。
俺は好みですw

女性キャストに気を使ってくれる作り手は良心的だなって思いますw

そんでもって、今回はサントラがキュートで、クールだし、キュートでもうなんか凄いw
80年代懐メロポップやエンヤや『アニー』のトゥモローが、ハチャメチャなストーリーを盛り上げてくれて、これがいちいち泣ける演出になっているw

個人的にはトゥモローのシーンで涙出たw

この映画のバカバカしくも、強烈な面白さは価値が高い。
やっぱこの世知辛い世の中で、心に余裕を持たせてくれますよね。

しかしながら、『デッドプール2』は考え抜かれたバカなので、頭はかなりいいし、お金のかかった真っ当なアクション大作として完成度もすこぶる高い。

ファミリーマンはカミサンと子供を連れてすぐに劇場へ急ぐべき。
ぜひとも手段を選ばず劇場に侵入し、ファミリーで仲良く観て欲しい。
そして、真剣に笑って、感動して欲しい。

『フェリシティの青春』は未見なのでどれだけ泣けるか俺は知らない。
でも、『デッドプール2』が泣ける映画だってことは知ってる。

オレにいろいろなことを教えてくれた。

・どんだけツイていない日でも、『クール・ランニング』でボブスレーが競技中にブッ壊れた時のジャマイカチームの絶望を考えたらなんとか乗り越えられる。
・仲間に自分の気持ちをうまく伝えられないぐらい不器用でも、『セイ・エニシング』のジョン・キューザックのように庭先でラジカセからピーター・ガブリエル流せばいいじゃん。
・ジョシュ・ブローリンはケーブルだけどサノスなので同じ技を持っている。
・『ソウ・ザ・ファイナル』はファミリー映画だ。

そんなタメになる情報を伝えてくれた映画が、俺にとっての『デッドプール2』です。

ライアン・レイノルズはグリーン・ランタンを演じるべきじゃなかったけど、凄く名優だってことを最後に言いたいです。

以上。

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