『暗黒街』

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最高w

あまりにも楽しすぎるし、凄くいい映画。

いい映画の見本。

超絶気合の入ったイタリアン・ノワール。
裏社会の野蛮人同士のバイオレンスな脅し合いと殺し合い。

スコセッシが派手にハリウッドリメイクしそうな映画w

なんだろうねこの気合は。
イタリア人は毎日パスタばっかり食べて太っている印象しかなかったけど、そんなマイナスイメージを払拭してくれた傑作。
食欲旺盛だけあって元気いっぱいで頼もしいという好印象に転じたw

ある土地開発事業に関わる法案の可決をもくろむ政治家のオッサンが「個人的事件」を起こしたために、怒らせちゃダメな人たちが勝手に怒ってしまい、人知れず血を血で洗う抗争へと発展していく。

やっぱね、世の中って関わっちゃダメな人たちっていますね。
意図しないところで暗黒すぎる闇世界の輩が絡んできたために、事態は不毛な報復合戦へとエスカレート。

基本的に「殺し」が回答なので、もういつまでも殺し合いが終わんないというw

誰かをナメたら、そいつに殺されるという最強にシンプルなストーリーが秀逸すぎw

結局、みんな自分を過信し過ぎて、尊大で軽率な言動によって相手の気持ちを侵害しているので、それが仇になっている。
どんだけ親しくても他者への態度って本当に大事。
初対面ならなおさらだ。

みんな悲惨に殺されまくるが、揃いも揃って罰が当たっているに過ぎないw

こんなにみんな揃ってバタバタ死にまくる内容なのに、「殺されても仕方ないよね」って気持ちにさせてくれるのが本作の作品力w

そんなシンプル極まりない展開なので、どんだけ登場人物が多くても凄く分かりやすい構図になっていて良心的。

この殺し合いの発端を作る政治家のオッサンが一番ムカつくビジュアルで、性格も憎たらしいからとっとと酷い目に遭って欲しいと願ってしまったw

大物ぶってる高齢者ヤクザとかも凄くウザくて、鑑賞者の殺意の対象。

だから、ラストはとてつもないカタルシスを感じて、痛快でしかなかったw

『暗黒街』は本当にいい映画。
社会性をちゃんと持って、誰に対しても敬意を払い、緊張感を持って生活しないとダメだよねってゆータメになる映画だった。

タメになるのに、この暴力性。

あまりに傑作すぎる。

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