『ベネデッタ』

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バホベンです!

待って待って待ち焦がれての待望のバホベン!

待ちすぎて本当にバホベンかと疑ってしまったほどこの年月はあまりにも長かった!

でも、正真正銘のバホベン!

どこを切り取っても、一瞬の狂いもなく、まぎれもなくバホベンだった!

今年のぶっちぎりのナンバーワンかもしれないですこれは。

この観る者を問答無用に黙らせ震撼させるバホベン尽くしのバホベン模様で彩られる2時間は常軌を逸しすぎて芸術。

『バビロン』と『フェイブルマンズ』を持ってしても、この傑作っぷりを圧倒することはできないかもしれない。

若干超えてきてますねオレの中では。

やっぱりバホベンはどこまでもバホベン!

5年ぶりぐらいの聖なる気高い新作を映画館で観れて最上の幸せでした!

本望極まりない!

最高!

巨匠な正式名称ポール・バーホーベンの映画の真髄!監督としての真骨頂!もちろんR18で文句なし!

バホベンの趣味全開による大昔修道女の嘘か真か知る由もないエロすぎるスリリングなレズ話。

そんな『ベネデッタ』を大興奮の鼻息荒々しく鑑賞!

スゲー昔の何世紀も前らしい村だか町だかのチンケな修道院にやってきた実在したらしい修道女ベネデッタさんがあれよあれよとイエスっぽい奇跡起こしては崇められて、院長から疑惑の目向けられながらものし上がっていき、その裏では若い修道娘とめちゃくちゃエロいことばっかりやってたせいでけしからんということになり、宗教的に迫害されてましたという衝撃の実話(たぶん)。

海外ポルノファンであるオレの琴線に響く修道院、修道女、レズビアンという興奮の要素盛りだくさんで観る前からすでに股間がウズウズ。

海外ポルノあるあるな設定の王道なポルノストーリーが、よりによってオランダ直伝のハードコアポルノの変態性を映画表現として伝えてきたバホベンの手によって真心込めて作られたなんて凄いし、そんな運命の作品を観れる日が来るなんて生きてて良かった!

ベネデッタさんが修道女とは思えない色気とガタいの良さと丁度いいオッパイの姿形でそこがまたエロすぎる!熟女すぎる!好きすぎる!

夜な夜なの淫らなエロ相手となる修道仲間の娘が対照的に若くて、華奢で、可愛いというのも最適なバランスでマジでエロすぎる!

欲情ベネデッタさんのクンニとオッパイ揉み揉みの背徳感にキリストもたじたじ。

実用的な聖母像の用途の有難みに涙。

新型コロナ時代の意識もしっかり抜かりないということで、社会に襲い掛かってくる黒死病でそこら中で人々が腐って、汚くなっていく感じもお得意の汚物感あってバホベンらしさは健在。

めちゃくちゃいい話になっていて、ベネデッタさんが都合よく勝手に見まくるイエスからの啓示と思われる夢だか幻だかの表現もどう考えてもキリスト教をバカにしまくっていて痛快。

過剰に滑稽に演出することで宗教支配の嫌らしさやうさん臭さを明確化する意図が分かりやすい。

教会組織も結局金儲け、支配にしか興味ないし、キリスト教を利用することで統制がたやすいというだけなのだ。

ベネデッタさんを含めて誰もが自分の都合で物事を正当化するし、強い者が弱い者を虐げて、大義名分さえあれば何をやっても許されると思っている。

社会ってそんな場所なんですよね。

肉体、欲望、権力、エゴ。それこそが人間の姿。本性。

その真実のパワーの前ではイエスの奇跡も愛も天国も救いもクソもあるかボケ!鳥の糞落とすぞオラ!ってゆーバホベンさんのタメになる教えがロック。

一番ステキな事言うオランダ人です。

ベネデッタさんが「本物」だったのかは答え出してないし、あえて分からない作りなんですが、人を惹きつけるリーダーの素質あるし、性的にも肉体的にも魅力満点なので100%信じてましたオレはw

キリストは信じなくてもベネデッタさんを信じましょうw

バホベンが綺麗事もごまかしも一切なしで実直なまでに描き出す人間社会の下品で醜悪な有様。

これに感動しないヤツがいますか?

今年はインポッシブル、トランスフォーマー、インディ、ワイスピ、ジョン・ウィックととんでもないバケモンがまだまだ待ち構えていますが、『ベネデッタ』は少なくとも今年トップ5入閣は間違いなし!

最近著しいと言われる洋画離れ解消にもってこいの超絶傑作『ベネデッタ』をぜひ映画館で!

まだ上映してるのか知らないがw

終わらないうちにとっとと観てくれ。

オッパイと斬首と屁ガスで火ボーッってやるジャッカスのスティーヴォの先祖も出てくるんだからw

洋画全盛期の90年代の栄光をもう一度実現できるお導きの筆頭者は我らがバホベンしかいない!

わーい!

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