アクション映画の希望の星、スコット・マン監督の『ザ・トーナメント』『タイム・トゥ・ラン』

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この前スガイでなんとなく観た『ファイナル・スコア』が凄く良質エンタメだったので、監督のスコット・マンさんの過去作を鑑賞してみました。

『ザ・トーナメント』

時間と金を持て余した富豪たちがザ・トーナメントを開催。

世界中の暗殺者たちが優勝金をかけて最後の一人になるまで殺し合う話。

やっぱ楽しかった。それだけは確かですね。

それでいいというか、相変わらず潔くエンタメに徹していて、気取っていなくて素直に楽しめる。

今回も90分前後でムダ無く楽しませてくれます。

アクション・シーンがとにかく秀逸。ホントに良く出来ているし、演出がいちいち気が利いている。

ユーモアとバイオレンスにスコット・マンさんならではのセンスが感じるんですよね。

暗殺者によって戦い方が個性的なのもちゃんと考えていて頭がいい。

ただの殺し合い映画じゃなくて、キャラクターもしっかりと描かれていてしっかりしているなぁと感動。

主役の女性暗殺者役のケリー・ヒューが最高にカッコいいし、美人。

殺し合いに巻き込まれるアル中の神父役にロバート・カーライルを配役しちゃうあたりとかもセンスですよね。いいセンスしてます。

好きですねこの映画w

病気の娘の治療費のために、雇用主である裏社会の親分から大金を盗んだ男が、バスを乗っ取って逃げる話。

『タイム・トゥ・ラン』

見事な仕事ぶり。

面白いですねー。この監督はやっぱり外さない人。

スコット・マンさんの作品では一番好きかもしれません。アクション映画というより犯罪スリラーに近いです。

何度も思うけど、本当にソツがないですね。丁寧な筋運びで、地に足着いていて信用できる。

キャスティングのセンスも光ってますよね。

ジェフリー・ディーン・モーガンとジーナ・カラーノとロバート・デ・ニーロを一緒に出すなんて結構センス高い。

適度なアクションシーンとキャラクターの揺れる心情と思惑がサスペンスを生んで楽しいエンタメに仕上がっている。

しかも、最後まで気配りの行き届いた脚本だったりして、やっぱエンタメを理解してる人だなぁと感心しちゃうのだ。

端役のキャラクターにもしっかりと役割が与えられていて、ムダがない。

さっすが。

90年代なんかは、スコット・マンさんみたいな分かりやすいジャンル映画の作り手がたくさん活躍してたけど、最近は本当に少なくなりましたよね。時代の流れなので仕方ないだろうけど。

マックGがいるけど、最近はネットフリックス中心らしいですw それも時代の流れw

ポール・アンダーソンもロブ・コーエンも元気のない今、スコット・マンさんにはこの調子で頑張ってもらいたい。

期待です。

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