『ハード・ナイト』

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クリスマスイブの夜だけど、天気の悪い香港の遺体安置所に、マスク扮装の武装した3人組がやってきて、何やら理不尽な要求してくるけど、担当の監察医と助手の女の子が頑固で言うこと聞かないので抵抗しちゃいましたという話。

観る前からどうでもよさげだなぁとは思ったんですが、腐ってもレニー・ハーリンの映画だし、旧作半額のセールも利用しちゃえってことで、とりあえず借りてみました。

中国に拠点移してからのレニー・ハーリンでは一番つまらないんじゃないですかねw

ジャケットはナカトミビル風建物でのドカドカでオラオラな大スケールアクションを期待させますが、ただの貧乏くさい遺体安置所だってことで、数えるほどしか手てこない人たちの間でのやり取り中心による肩透かしB級アクションになってました。

ニック・チョンのパッとしないヒーローとアホすぎる悪役と冴えない脚本とまるで生かされないイブ設定。

わけもなく戦闘能力が高い助手役の女優だけは可愛いことは確認できましたw

キャラクターも話もマジでどうでもいいのに、途中のアクションシーンで無駄にこだわったり、クライマックス爆破前の仕掛けで見せる芸の細かさがちょっと気になるレニー・ハーリン節でした。

レニー・ハーリンなので、最後は爆破して終わらせるのはハリウッドから変わらない素晴らしい心構えだと思いました。

どんな話でも、最後は爆破させて終わらせればいいと思ってる人は大体善人w

つーか、レニー・ハーリンさんっていまだに『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』の監督最新作って紹介されるのは不憫だなぁと個人的には思います。

だって、もっと面白いの作ってますからね。

オレにとっては『ロング・キス・グッドナイト』『ディープ・ブルー』の監督最新作って紹介してくれても普通に見るだろうし、『マインドハンター』『エクソシスト・ビギニング』の監督最新作って紹介でもまるで問題なしで、もっと言うなら『12ラウンド』『ディアトロフ・インシデント』の監督最新作ならなおさら見ると思うw

500円しか予算のないダイ・ハードみたいな映画でしたが、レニー・ハーリンさんはまだ元気に映画を作っているんだなってことだけでも覚えておいてください。

お願いだから。

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