3か月ぐらいぶり以来の映画館への出向にふさわしいドカーンと一発派手にめでたくキメたい1本といえば、これはもー、『ゴジラVSコング』以外にないじゃんと。
とゆーか、世の中的にはこの前解禁されたスカヨハの『ブラック・ウィドウ』がごぶさたすぎるマーベル新作ってことでみんな夢中になってるし、ちょっと出遅れちゃってますが、すぐに追いつきますオレはw
待っててよ!
その頃にはすでに『ザ・スーサイド・スクワッド』あたりで盛り上がってる世情かもしれないけどw
いやー、『ゴジラVSコング』ね。
とにかく楽しくて仕方ないヤツでした。
楽しいだけのヤツw
ゴジラがよくわからない理由で怒ってて、熱線ババババーッって得意な攻撃でめちゃくちゃな破壊活動するから、とりあえず人間支配下のコングを連れてきて戦わせてみようってことになります。
タイトルは『ゴジラVSコング』になってますが、印象としてはほぼコング映画ですね。
コング側からの目線で、コングの描写の方が丁寧なんですよね。
コングがわけもわからず怒ってるゴジラをどうするかってことになってた。
コングを立たせるためにゴジラが使われてる感じ。
コング贔屓目でコングに相当寄ったコングをどう愛らしく、カッコよく演出するかに集中してましたね。
ゴジラはやっぱ破壊の能力すさまじいし、怒ったら手が付けられない恐ろしさ出てましたし、それなりに見せ場も用意されてますが、『キング・オブ・モンスターズ』で圧倒的だったキングな神らしさが感じられなかったですね。
コングが主役なので、どーしても若干控えめで、サポートに回ったゴジラ表現に見えました。
映画自体が元々コングへの思い入れの強い方向から作ってるので仕方ないんだろうね。
でも、十分大満足の二大大御所怪獣バトルを楽しめます。
一般的で平和な香港市民生活をないがしろに完全に無視する姿勢で、人様の都合も考えずの反社会的ハタ迷惑の極みのような闘争心だけの化け物思考中心のやりたい放題な世紀の大ゲンカ繰り広げてしまうゴジラとコング。
面白すぎて脳死するんじゃないかって心配になるほど最高でした。
終盤なんかは、未知で意外なる強敵出現でのまさかのゴジラとコング共闘という激アツな3つ巴展開も待ち受けてくれて、俺なんかは全然勘が鈍すぎるおかげで、素直に驚愕して興奮しました。
鼻水垂れ流し小学生男子の脳内のバカな妄想を、徹底してビジュアル化することに命かけ続けるレジェンダリー・ピクチャーズはマジで尊敬だし、危険ですねw
『パシフィック・リム』『ジュラシック・ワールド』『グレートウォール』『ランペイジ』『スカイスクレイパー』、この一連の『モンスターバース』と今一番無駄に元気で、地獄より熱くて、正気の沙汰じゃないバカ映画連発してるノリノリな社風が大好きw
映画なんてもはや巨大な化け物出せば済むと思ってるし、実際にそれが正解なのも怖いw
『ゴジラVSコング』なんてアダム・ウィンガードさんが99%注力して描き込んだのは巨大な化け物同士のなりふり構わないドツき合いなので、それ以外の部分への取り組みの真剣さの落差がめちゃくちゃ激しいw
モンスターバースではシリーズで最も人間を描けないというか、描くことを諦めたと言ったほうが適切かもしれないけど、だからこその巨大な化け物描写が際立って生かされるというね。そんな仕組みw
逆にデタラメでテキトーすぎるストーリーとナゲヤリな人間キャラが素晴らしかったからこそ価値のあるゴジラとコングの存在感だったのかもしれない。
なんか深すぎるなこの映画はw
ゴジラとコングと小栗旬が出てるシーンだけつないで、今話題のファスト映画として再上映したら面白いかもしれないです。
そうなれば、ユーザーからは四つ星評価は平均で獲得できるはず。
映画の未来変えちゃいますねこりゃきっとw
で、モンスターバース、まだ続くのこれ?