この秋、とんでもねー映画を観ました。
『スカイスクレイパー』がヤバかったw
こんなメチャクチャな映画、どこのプロダクションの仕業だとパンフレットを読んだら、案の定レジェンダリー・ピクチャーズでしたw
『グレートウォール』『キングコング 髑髏島の巨人』『パシフィック・リム』『ジュラシック・ワールド』とか狂った映画しか作ってないw
特にワーナーと決裂した後の暴走ぶりはハンパなくて、最近の作品は本当に頭がおかしいし、そこそこ良く出来た作品なんかよりずっと観る価値があると思う。
豪快というか、突き抜けた映画観みたいのが頼もしくもある。
この『スカイスクレイパー』も例に漏れず狂気に溢れた、ある意味元気な一本w
凄まじく長くて、ムダに高い超高層すぎるビルが舞台。
このビルが凄すぎる。
あまりにも変なビルですねw
内部に大規模な公園があったり、セキュリティの仕組みもハイテクを通り越してオカルトw
とにかく変だし、デザイン的にもこう言っちゃなんだがスゲー悪趣味w
中国らしいやりたい放題のメチャクチャな構造で、主役はこのビルと言ってもいいぐらい異様な存在感がある。
そこに正体不明の犯罪者集団がやってきてビルを占拠、大火災を発生させてしまう。
しかも、中にはドウェイン・ジョンソンさんの家族が逃げ遅れていたりするのだ。
ドウェイン・ジョンソンさんはそのバケモノのような肉体と運動能力を駆使して、物凄く強引かつアナログすぎる手段でこの地獄のようなビルに挑むのだ。
実際、『ダイ・ハード』と『タワーリング・インフェルノ』に似ていると批判されたらしいけど、テロリストと火事になるという部分だけしか被っていないから的外れな意見だと俺は思う。
そもそもドウェイン・ジョンソンさんはプロレス上がりだし、現代最高級のアクションスターなので、迫力が違いました。
ツッコミだしたらキリがない狂った脚本も気にならないほどドウェイン・ジョンソンさんという存在の説得力が凄まじかった。
彼の前では神もクソもない。
何をしても許されるのだ。
アクション映画における筋肉という必然性を見直す作品だったし、最先端のハイテクビルが相手だろうが、最終兵器は結局人間の鍛え抜かれた肉体と度胸なんだとこの映画は断言していた。
細かいことなど力技でねじ伏せてしまう問答無用に面白すぎるアクションエンタメだった。
超久しぶりすぎるネーヴ・キャンベルの姿が見られたことも評価が高い。
『スクリーム』では魅力ゼロだったけど、もはや完全なる熟女。
成熟して、スゲーイイ女になってた。
んなわけで、レジェンダリーの暴走は誰にも止められないので、引き続き大注目したいと思います!