『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

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ハリポタやダ・ヴィンチ・コード並の大人気シリーズの第三部の出版をしたい出版社の偉い人が、売れ行き良い9か国での世界同時出版のために、9人の各国翻訳家を雇用して、電子機器持ち込み厳禁で、警備員による監視付き厳戒態勢の地下室に閉じ込めて翻訳させたら、何者によって出版前の数ページが世間に流出させられ、大金払わないと全ページ流出させますよって脅迫されて、誰が犯人なのかねってゆーミステリーです。

脅される出版社のオッサンがめちゃくちゃテンパってて笑いましたw

最初こそはカマシてましたが、どんどん余裕なくして正気失っていく様が面白かったです。

閉じ込められる9人それぞれがみんな怪しげだし、誰もがなんか胸に秘密や訳アリ事情抱えてそうなのだ。

命がけな状況での色んな国の言語が飛び交っての何が起こるか一触即発なハラハラシーンなんかもあって、これがまたサスペンスで凄かった。

9人の中の誰が犯人なのかは結構前半ですぐネタバレするんですが、なんでそんなことすんの、どうやって流出させたのみたいな謎があるわけですから、そこんとこでグイグイと関心引いて、話を面白く見せてくれました。

犯人というかこの事件の張本人さんのことをどうしても好きになれないというのはありましたけどねw

大義名分も私怨もあって復讐仕掛けたんだってことは頭では理解しましたが。

自分勝手な理由で一人で怒ってて、未熟な精神だからこそのエゴ優先して、ハタ迷惑な計画実行して、挙句の果てに巻き添え出しただけという話でしたよね。

なんか釈然と応援できない人物ではありましたし、肝心な部分でのご都合主義が多少気になりましたが、まぁ、許容範囲のいいミステリーでしたね。

楽しめた。

結構満足しました。

オルガ・キュリレンコの使い方に関してはこれで正解だと思いましたw

この人はこんな感じの扱いでちょうどいい。

主役でアクションヒロインとか負担が重すぎるw

それだけは確実に思った作品w

公式サイト

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