『暁に祈れ』
とんでもない実話w
マジかよってドン引きしたわー。
でも、見応えあります。
自堕落な生活が祟って、タイで辛すぎる刑務所生活を強いられることになった主人公のサバイバル。
刑務所映画の歴史上、一番地獄な刑務所が登場w
周囲は体中と顔中が生身の地肌よりイレズミの面積の方が多い現地の殺人者ばかりというねw
夜な夜な男が男をレイプするという想像したくない痛ましい悲劇が目の前で淡々と発生したりしちゃう危険すぎる雑居房w
震撼だわマジでw
主人公だけ独りで白人で、マトモに英語しゃべれるヤツもほとんどいないという環境なので、本人の存じ上げないところで勝手に争いなんかが起きたりする緊張感。
刑務所だけどやたらと無法地帯。
ハンパなく怖い場所。
この世の地獄はタイにありましたw
得意のボクシングに集中していくことでなんとか正気を保ち、気力もつなげていく主人公の必死のサバイバル。
だけど、重度のヘロイン中毒なので、ボクシングに打ち込めば打ち込むほど、体が受け入れられず吐血しまくって、命がけにもほどがある話でした。
ビリー・ムーアって人の自伝。
刑務所3年間も服役して、この本を書いたんですって。
凄い話だったわ。
よく生き抜いたよね。
殺されずに、レイプもされずに、後半はボクシングを通じて周囲に溶け込んでたからね。
なんか一つでも秀でた取柄があると、どっかで役に立つもんだよね。
タメになるいい実話。
本人、ヘロインとはまだ戦ってるみたいだけどw
公式サイト
『トイ・ストーリー4』
シリーズ最高傑作。
本当のトイ・ストーリー、全然知らなかった。
前作で全部解釈できたと思ってたオレがあまりに無知でバカすぎて恥ずかしい限りですw
素晴らしい作品ですこの最新作。
たぶん一番素直で、柔軟な表現になってる。
シリーズ通じてこれまで描かれてきた話の一番重要な部分で、根っこの精神。
ようやく理解させてくれた。
おもちゃ社会でのおもちゃの目的ってのは、どんな環境であろうと子供に遊ばれること。
結局、大局的に子供を幸せにすることがおもちゃの存在意義であり、役割なのだ。
子供が大人になるためにおもちゃは絶対的に必要。
でも、特定の子供の下で永遠に遊んでもらえることなんてまずない。
飽きられて捨てられたり、リサイクルに出されたり、そもそも一度も遊んでもらえないかもしれない。
おもちゃ社会の切ない現実もちゃんと描かれるのがこのシリーズ。
だからウッディなんかは最高に幸せなおもちゃだった。
おもちゃとの正しい遊び方を心得た理想的なアンディに出会い、その精神を受け継いだボニーに選ばれた幸運。
ウッディがボニーに遊んでもらえない本作は、ウッディにとってかつてない困難であり、アイデンティティを揺るがす大問題だ。
だからこそウッディの葛藤は激しくなり、人生最大で、最重要な決断には本当に驚いたし、泣けた。
前作で離れ離れになったボー・ピープが意外な形で登場することで、『トイ・ストーリー4』はシリーズが発信してきたメッセージがブレていないことを確実にしている。
ボーはウッディとは違う道を選びながらも、おもちゃとしての道からは外れていない。
やはり幸せなおもちゃなのだ。
おもちゃたちのおもちゃとしての多彩な境遇と深い心理描写が今回は最上級。
おもちゃとしての道が間違っていなければ、子供を幸せにする手段は一つじゃないというストーリーが感動的。
まさに多様性という価値観を考えさせる現代だからこそのトイ・ストーリーになっていた。
傑作ですマジで。