『ブラック・ウィドウ』

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やりました。

『ゴジラVSコング』に続いての夏の大作を見逃しませんでしたオレはw

持ち前の冷めた姿勢と配信映画の勢いによる映画館離れが深刻な昨今なので、どーせ見逃すかなって心配してたんですが、なんのその。

世間の『ブラック・ウィドウ』への熱がまだ冷めていない中での、思っていたより結構早い時期に鑑賞を成し遂げられたので素直に嬉しく思います。

チケットの購入や地下鉄での乗り降りや一時停止できない問題などを考えると映画館に向かう活動っていつも負担なんですが、なんとか努力嫌いの性格を乗り越え、マイナス以下だった気持ちを盛り上げて、ホットな話題作であるマーベルの新作を観てきました。

2年ぶりとかそのぐらいの期間を経てのマーベル映画が映画館にやってきたってことで、実際にワクワクしちゃいましたねw

いつものマーベルロゴのペラペラマンガ背景での登場からすでに高揚感凄かったです。

「今、マーベルを観ているぜオレは!」ってゆー事実が状況としてもう内心高ぶりすぎてて興奮がしばらく収まらなかったですね。

とにかくワクワクしかしなかった。

マーベルってゆー高級感と特別さがね、やっぱ違いますよ次元が。

『ブラック・ウィドウ』でついにフェイズ4突入ってことで記念すべき1本ってことですね。

ブラック・ウィドウさんってもちろん強い人だってことは知ってたけど、他の超人能力のアベンジャーメンバーに比較するとどうしてもバリバリの人間だし、映画として見劣りするかなぁって若干危惧してたんですが、全然心配ご無用でした。

話は『シビルウォー』後で、逃亡者となってからのブラック・ウィドウさんによる因縁のひと悶着です。

誰もがちょっと気になっていたかもしれないブラック・ウィドウさんについて知らなかったことを知ることができる内容でした。

どうしてスパイ組織の暗殺者になったの、暗殺者時代に何があったの、どんな経緯でアベンジャーズに入ったのみたいなことです。

謎でワケありのあんまり触れない方がいいんだなって思っていた辛い過去のプライバシーに遂にあえて触れることになるってことで、緊張感持って臨みましたw

マーベルらしくない幼少時代のフラッシュバックなプロローグからのスタートでいきなり引き込まれるし、ダークだけどカッコよすぎるオープニングクレジットに至るまでが最高に秀逸。

多くのその他大勢の少女たちと共に、幼くして極悪なレッドルームなる暗殺組織に身売りされて強制される厳しい訓練から成長しての不自由な殺し屋生活があったんだということが、ニルヴァーナさんの名曲のおどろおどろしいカバーを効果的に使いモンタージュ紹介されるわけです。

そしてドドーンと登場するBLACK WIDOWのタイトルというね。

背筋にゾクゾクが走るようなカッコよさというか、出だしからすでに傑作すぎ。

この時点でもう100億点満点のマーベル神様映画になってるわけです。

凄く面白かったです。

見ごたえの宝庫。

幼少時代に過ごしていた偽家族との間に抱えた複雑な感情や確執なんかも見えてきて、ブラック・ウィドウさんがどんな人生送ってきて、どんな人物だったのかって掘り下げを描いてくれたおかげで、エンドゲームでの彼女の決断の価値を思い返してしまい、鑑賞後はここでまた深く心にブラック・ウィドウさんというアベンジャーの誇りや崇高な精神性が刻まれてしまいました。

ダイナミックなアクションシーンを繰り広げてたし、ブラック・ウィドウさん以外の偽家族のメンバーがこれまたいちいちキャラが面白くて立ちまくってて、特に妹がブラック・ウィドウさんを食ってくるぐらいの勢いで頼もしく、お父さん的な位置のレッド・ガーディアンのエゴとクセも凄いし、お母さん的な人はクールすぎて何考えてるのか一切分からないし、敵側であるレッドルームを運営する性格の悪い老害の代表みたいなレイ・ウィンストンさんなんかは嫌なヤツすぎて、ブラック・ウィドウさんによるスパイ仕込みの策略にまんまと落ちる姿にニヤニヤしましたw

暗殺者時代に犯した自らの後悔や罪にも敢然と立ち向かって、失ったと思っていた「家族」も強靭な意志と行動力で取り返しに向かうブラック・ウィドウさん。

二つもの意味の大きな「家族」に恵まれることになった世界一の幸せ者のブラック・ウィドウさんがナターシャ・ロマノフさんだったのだ。

この人には感謝しかないわけで、不本意にも決裂したアベンジャーズをくっつけてくれた接着剤のような役割だったのですから、もーね、『ブラック・ウィドウ』の最後の雄姿は涙でした。

一生忘れませんこの映画をオレは。

あー、ブラック・ウィドウさんってやっぱアベンジャーズには無くてはならない重要な大切な存在だったんだなぁって改めて思い知らされました。

もう会えなくてさみしいなぁって気持ちでいっぱいです。

そして、ブラック・ウィドウさんの跡を継ぐ後継者の今後の活躍も期待させ、同時に不穏な未来も予感させる終わり方。

いいじゃないですかこれ。

とっとと続きを作ってくださいマジで。

マーベル最高ですわ。

それだけは確実。

公式サイト

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