やっぱワイスピだよね!
ワイスピ観ておけば人生安泰。家内安全。ねー。
日本最速の一番乗りなんじゃないかってぐらいのスピードで最初に観てきました。
『ワイルド・スピード ジェットブレイク』というシリーズ9作目です。
この突き抜けてバカみたいな邦題の時点ですでに頭良すぎて傑作すぎてます。
ワイルドとスピードとジェットとブレイクってゆーカタカナが全部好きなカタカナだし、映画のタイトルとしてあまりに正しいというか、幸せな気持ちになるポジティブカタカナの羅列なわけですから、なんかそれってマジいいよねマジ最高だよねw
なんだか分からないが凄そうだなって思わせるタイトルw
実際に凄かったです。
一足も何足も先に観てきました。
ありがとうございます。
死にましたね。
面白すぎてw
神はいるんだって確信ました。
シリーズで最強で最上の、これぞワイスピです。
待っていたワイスピであり、望んでいたワイスピ。
爆笑と興奮と感動と興奮と感動で色々と大変なワイスピ。
なんと監督にジャスティン・リンさんが大復帰です。
アイスブレイクでとことんやれるところまでやった後での今更感のジャスティン・リンなので、ちょっと心配もあったけど、なんのその何も問題ありませんでした。
逆にジャスティン・リンだからこそジェットブレイクはシリーズ最高傑作になったんですよってぐらいに適任の仕事ぶりでした。
よっ、ジャスティン・リン!
ジャスティン・リンがひたすらこだわり続ける思想「ファミリー」への回帰作。
オレらは仲間でも友達でもなく「ファミリー」なんだと。
あー、ワイスピにおける重要なテーマなんだよねって鑑賞者側にも強く認識させてくれる最新作になってました。
だからストーリーがシリーズで最もエモーショナルで、胸を熱くさせてくれる。
ドミニク・トレットという人物の過去をちゃんと掘り下げて描くのだ。
そこには親がいて、弟がいて、家族があったのだ。
ワイスピにおいてドミニクという人間をこれほど丁寧に知ることになる作品はないです。
その理由において本作は本当に重要作。
ドウェイン・ジョンソンさん参戦以降はいかに見たこともないようなアクションを作り上げるか、そのアイデアと演出に作り手の全神経を集中していた感じがあるが、ジェットブレイクではハチャメチャでおめでたいアクションシーンのスケールは変わらず、ここに来てかなりの本気度で描きこまれる「ファミリー」とは何なのかって土台ね、それをヴィン・ディーゼル兄貴が臨む愛憎な因縁の戦いを通してこれでもかと叩きこまれます。
環境と人に恵まれた兄への劣等感と本心では愛情を欲しながらも孤独に蝕まれ、憎しみをエネルギーに暴挙に走るジョン・シナが繊細に演じる怒りと哀しみ。
ジョン・シナが泣かせてくれる。意外にもね。
名優ですわマジで。ちなみに『12ラウンド』のブルーレイ持ってますからねオレはw
ジョン・シナの存在の大きさにより、ホブスとショウの不在さえまったく気にさせない。これは凄いことだし、そもそもキャストがみんなメチャクチャ良いです。今回は特に。
最強ヴィランであるシャーリズ・セロンのカリスマ性と無敵感、自分は死んでも死なないアンブレイカブルなんじゃないかと思い込みいつも以上にアホなキャラでイジられ笑いを取っていくタイリース・ギブソン、スペシャル演出のカッコよすぎる復活シーンを成し遂げるハン役の人。
ミシェル・ロドリゲスもジョーダナ・ブリュースターも可愛いハッカーの女の子もみんなが目立ちまくって、これまでになく見せ場が多い。
そして、いつまでも不動で不死身なヴィン・ディーゼルがドデーンと仁王立ちしてるのだ。
最も重要なのが、ポール・ウォーカー死後でありながらもワイスピの世界ではブライアンが「ファミリー」を見守り、生き続けているという設定を守り続けているというね。
ファンのためにも、キャストのためにもブライアンは生き続けなければならない。
そんなワイスピ製作側の掟が泣けます。
ポール・ウォーカーはブライアン。
その姿は見えなくても、その存在はビシバシ感じるのだ。
スカイミッション以後では、最もブライアンの健在を感じさせる作品に仕上がっていて泣けますマジで。
「ファミリー」を重んじるジャスティン・リンさんの気遣いですね。
『スタートレック ビヨンド』でもやっぱ「ファミリー」を意識してたジャスティン・リン。
「ファミリー」は何がなんでも伝えたい物語なんだろうと思います、ジャスティン・リンさんにとって。最優先事項。
ジャスティン・リンが作った最初の記念すべきワイスピが『ワイルド・スピード×3』であり、同時にオレが唯一見ていないワイスピでもあるが、ユーロ・ミッション以来の満を持した復帰作にふさわしく最初に手掛けた『ワイルド・スピード×3』での個人的おなじみの思い入れキャラもしっかり登場させてくれて、「ファミリー」に正式に加入なんだから熱いワイスピなのだ。
なんつーか、ジェットブレイクを観る限り、誰よりもワイスピ愛しすぎてるのがジャスティン・リンさんなんだって思いました。
ジャスティン・リンさんだけが本当のワイスピを知る人。本当のワイスピを作れるのだ。
ジェットブレイクってだけあって、ジェットっぽい感じもあったしね。
言うことなし。
最高にも程があるので、1度ならず100度は観てきてください。
何を差し置いてもワイスピ。
この夏、ワイスピを思い知れ。