ポスター、カッコよすぎですぜ。
これももはや観れるん?!
スゲー観たかったヤツ!!
凄いな、ディズニープラスw
いやー、こんなにクソ面白かったんですね!
見応えしかないじゃん。
見応えしか撮れないリドスコなので、直後にマーベルとか見ちゃうとなんか軽いなぁとか思っちゃうかもしれないw
それぐらい見応えだけで構成されたこれぞザ・映画を作り続けるリドスコですわ。
そんでもって、ほぼ同時期に、『ハウス・オブ・グッチ』までも作ってしまっているリドスコなんですよね。
何気に、とゆーか、どう考えても凄すぎる。
これぐらいの仕事量こなしなんざは、リドスコだから当然っちゃー当然なんだけどw
リドスコなんだから当然映画館に観に行こうと思ってたのに、なんで観に行かなかったのか自分でもわかりませんw
ここまで面白いならやっぱ観に行けば良かった気がするけど、こんなにスピード感持って早速配信で観れるんなら、結果的にわざわざ観に行かなくて大正解だったんですねw
ありがとうございますホント。
どんだけディズニープラスに至れり尽くせりのご奉仕していただくのかなオレw
マジで感謝の気持ちいっぱいしかないし、でも1月いっぱいで容赦なく解約してしまい、申し訳ない気持ちになってます今w
がははw
本題は『最後の決闘裁判』ですはいw
裁判なのに、決闘しますw
新婚のカミサンが夫不在中に突然訪れてきて勝手に欲情した夫の親友にレイプされたので、偉い人たちに被害訴えたら、なぜか夫と親友がデュエリストな直接対決してどっちが悪いのか決めてくださいってことになるとゆー「どんな裁判じゃ!」っつって呆然とさせられるめちゃくちゃな驚くべき実話でしたw
夫、親友、カミサンと3者3様3視点のそれぞれの正義と「真実」で構成されていて、同じ場面の同じ状況でも、キャラクターの人格や物語に対する鑑賞者への印象がだいぶ違ってきて、これが有名な羅生門スタイルに敬意を払ったリドスコ節かとタメになる伝統芸のお手本のような語りテクになってました。
マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマーと主役3人が力強い演技で言うことあるはずがないですw
3回分繰り返される3人分のチャプターで、ちゃんと3人がそれぞれの都合に合わせたキャラクターとして加減良く描かれていてお上手。
リドスコの演出がこれまたね、終始重いし、苦しいし、ドラマティックでありながらクールで、肝心の言い出しっぺジョディ・カマーの「真実」が明かされていく辺りなんてオレはバキバキ直視しながらも心が弱いので倒れそうになってたもんw
あまりにドキドキしてw
思わせぶりドラマ積み重ねながらもストーリーにますますミステリアスなテンション高めていく作りはさすがの大御所の腕っぷしでした。
クライマックスはリドスコ得意な一番力入れてる荒々しい決闘裁判へとやっとこさなだれ込みます。
決闘しておいて裁判ですってゆー理屈が全然分からないが、それが中世の常識ってことで仕方ないですねw
とにかく脳筋至上思想な時代の男らしく暴力で解決してしまえってゆー発想の元での血沸いて、肉躍る大興奮のブチ殺し合いがバカみたいで最高でしたw
カミサンだけはそーとードン引きしてましたがw
しかも、被害者であるカミサンは、夫が決闘で負けたら嘘ついてたってことにされて、連帯責任でぶっちぎりの有罪。
生きたまま火あぶりの刑というムダに苦痛与えられての死に様が待っているのだw
割にあわなすぎる乱暴で残虐な拷問刑罰採用の中世の野蛮システムが狂いすぎワロタww
「そんな重要な事項は誰か先に教えておけよ!」って心中穏やかじゃないんだけど、自分は嘘ついてないわけだし、ここですんなり往生際良く引き下がったら女が廃るってことで、一本筋を通して、ここは一発決闘裁判に自分の命を懸けてみるわけです。
決闘裁判のどつきあいを、なぜかカミサンが殺戮スタジアムのド真ん中に建てられた一番見晴らしのいい高台で高みの見物させられるのも「一体何の罰だよw」って若干ツッコミたくなるこだわりの仕組みも凄く面白かったw
レイプされた張本人のカミサンの立場はもうみんなドン無視で、カミサン差し置いての、男同士、騎士同士のプライドと名誉と見栄を自己満足させるためだけのおっかないデカ長殺人槍持っての馬ヒヒーン衝突上等という決闘裁判。。
目撃者もいないし、カミサンはレイプされたって言ってるけど、上から目線の封建政治バリバリ進行中の圧倒的男性社会なので、男性的な視点から一方的に疑惑の目向けられて責められるし、コリャ裁判なんて形だけってことで、にっちもさっちも行かないので、真実はどうであろうが結局は暴力じゃー!
ってゆーことで、やっぱ決闘裁判だとww
ある意味、純粋で、潔く、カッコいいかもしれないw
頭は悪いけどw
いやー、面白すぎるだろこの映画w
昔にも程がある昔話に、今すぎる洗練フェミニズム視点な目線取り入れてみての物語の再確認、再評価を試みた作品でもあって、リドスコがいい年こいてるけどまだまだ生き残れる適応力とアンテナの高さと賢さをうかがい思い知ることができた傑作です。
宇宙の話作ってない時は兜と甲冑の人の映画作ってる場合が多いリドスコによる暗黒面に焦点当てた暗黒版『グラディエータ』ーみたいな魅力あって楽しすぎますw
女寝取られたってことだけが気に食わずムキになって激おこのマット・デイモンと自分の罪をどうしても認めたくない意固地なアダム・ドライバーの汗と血と泥と殺気にまみれた決闘は、今世紀に残る名シーンに間違いないです。
ジョディ・カマーは『フリーガイ』と印象違いすぎて同一人物とは誰も思えないので、名女優決定ですわ。
でありながら、真顔で力演の主役3人より、実は軽薄さが天才的なベンアフ助演が死ぬほど最高なのでぜひw
全然ブロンド似合わないんですよあの人w