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フェイズ4における現時点での最高傑作誕生。
MCUで最もハチャメチャで、トチ狂って、何かの間違いかと疑う面白さ。
『シャンチー』『エターナルズ』『ノー・ウェイ・ホーム』に続いて相当勝負してきてるフェイズ4のブットばしぶりw
ここにきてサム・ライミ大抜擢という大胆な攻撃であり、MCUの1本というよりもほぼサム・ライミの新作でしかないのだw
マーベル版の『死霊のはらわた』が作られたという凄い話でした。
ヴィジョン亡き後の不憫と不幸が止まらないワンダ・マキシモフさんがクールでセクシーなスカーレット・ウィッチへと闇落ち。
めちゃくちゃ怒ってて、めちゃくちゃ強いw
そんなドス黒い邪悪魂で容赦なくウィッチクラフトしちゃうわけで、まさに向かうところ敵なしな彼女がマルチバースを全力で大活用w
色んな面倒な事情によりついつい開いてしまったマルチバースへの扉なんですが、その向こうからやってくる未知で未曽有の危険極まりない危機にギリギリ対応できるのはドクター・ストレンジさんしかいないよねってことで、マルチバースのマッドネスな殺し合いが開幕しちゃうのが本作なのだ。
禁断の悪いこと起っちゃう呪われた書物の存在をめぐり、魔術師と魔女の神秘な魔法対決が、おどろおどろしい魔界なマルチバースにブットびまくって、サム・ライミ色の五月蠅さがあまりにも強烈すぎる魔物と悪霊と別世界バージョンのあんな人やこんな人も入り乱れての、やってることは贅沢で壮大なお金かかりまくった常識破りの『死霊のはらわた』w
まさかの異常事態な展開が騒々しく次から次へと矢継ぎ早に起って、どんな話なのか頭で整理するのも途中で放棄w
とにかく画面で起こっていることがひたすらバカみたいにおもしれーのだ。
やりたい放題のサム・ライミの独壇場。
全編がサム・ライミ節の死霊のはらわたなオラオラ演出の濃さ!
サム・ライミのクセ!
マルチバース展開本格始動が喜ばしいMCUの新作でありながらも、完全にまごうことなき偽りなく間違いのない純然たるサム・ライミの映画。
どこを取っても、全部ドロドロにサム・ライミ個性出まくり。
逆にMCU感が極めて控えめw
『死霊のはらわた2』での冒頭のアホすぎる一人芝居自虐コントが、同一人物としか思えないあのキャラクターによって再現されていたという事実から導き出される答えはたったひとつ。
MCUにおけるサム・ライミバースが始まるという恐るべき仮説ですw
たぶん将来『死霊のはらわた』の新作を作るつもりバリバリなので、そのための用意周到な伏線づくりですねこれは。
MCUと『死霊のはらわた』がユニバースする日がいつか来ます。
そこにダークマンも加わるのかと思うと気が遠くなりそうですw
サム・ライミによる正当な続編『スパイダーマン4』の話まで浮上しているわけで、サム・ライミバースは本当にあり得るわけで、信ぴょう性が高すぎるw
とんでもないことになるな。
今後の可能性と世界観の広がりを大いに妄想させる意味でも、本作は狂気と狂乱でマッドネスすぎて信じられない大傑作でした。