『ブレット・トレイン』

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オモシレー!!

それだけの感想で終わらせたいマジでw

なんだったんですかマジでこれは?

面白すぎるじゃないですか。

鑑賞中はずっと全身全霊の全力で、この世で一番の満面の笑顔でキチガイのように面白がってたと思うw

鑑賞後は綺麗さっぱり何やってたのか、何だったのかマトモに思い出せない最高の映画という名の良心。

意味はわからん。ひたすら面白い。

それだけ。それでいい。

クセの強すぎる暗殺者たちが、偶然か、運命か、はたまた何者かによる気の利いた計らいか知らないが、東京から京都までを結ぶ速すぎる弾丸列車で居合わせてしまい、同時にみんなが狙うブリーフケースを奪うために、一般乗客の存在なんぞ知らんがなとばかりのなりふり構わない殺し合いで入り乱れるデヴィッド・リーチの『ブレット・トレイン』で死にましたw

この乗車は命がけ。

あまりにクソ面白すぎてて、夢かと思った。信じられませんこの面白さは。

もしかしたら映画館で観たかった映画ナンバーワンかもしれないw

『トップガン マーヴェリック』は映画表現の先の先を行く別格の超次元エンタメだったので、同じ土俵で考えるべきじゃない偉業だったから置いておいて、この『ブレット・トレイン』はもっとこー、なんつーか、凄くバカなんですよねww

バカなんだけど、それが問答無用のスピードとテンションと熱量でまさにブレット・トレインな弾丸列車に乗車しちゃってる感覚でノンストップに展開し、面白いんだからそれ以外はもうどうでもいいやと諦めさせてくれた素晴らしい作品。

つまらんツッコミなんぞはもはやムダな行為だし、ナンセンスなのだ。

のっけからとにかくべちゃくちゃとべしゃりまくり、べしゃりだけでそいつの性格描写として直結しているのがタランティーノ手法の最も成功した例かもしれないと思わせる精度の豪華キャストによる立ちまくり情緒不安定な変態キャラクター。

惚れ惚れするほどキマりまくるR指定バイオレンスとポップでさえあるブラックユーモア満載のギャグ。

「こんな日本に行ってみたい!」と日本人に思わせるほどの海外目線の愛着心でごった返したファンタジックなデタラメ日本描写のすこぶるクールな魅力。

軽薄なのにやたらと凝ったストーリーが、そんな世界観でド派手かつエキサイティングに演出される。

理屈はもう死んでいるので、盛大にバカなことを才能とお金かけてやってくれてるサービスだけで成り立った贅沢三昧ハリウッドエンタメ。

作り手以上に面白がってやるぞと心がけるのが映画鑑賞の基本なんだから、バカをバカみたいに楽しむ心の余裕を持てよ現代人さんよって思いますよねw

真剣にツッコんでるヒマを有難がってるヤツの方がよっぽどバカだよねって言わしめるぐらいの「絶対的にエンタメしてやるぞ!」ってゆー気持ちの強さと勢いがあった。

ああだこうだ言わせない突き抜け力で押し切って、鑑賞者を熟考された画力のセンスでハッピーにさせて思考停止に抑え込み、こまごまとした小ネタが散りばめられてのガヤガヤした伏線回収と前後する時間軸でやんややんやと騒ぎたてる脚本の技量が大仰に発揮されて、最後の一瞬まで面白シーンで時間を埋めてムダにしない。

というか実は全部がムダだったのかもしれないけど、なんだか気づいたら終わってましたというという感じw

ねじ伏せられて全面降伏するしかない面白さだったw

デヴィッド・リーチさんの傍若無人な精神をこれほど映像としてギラギラと活写された作品はないし、だからこそ最も混じりっけのない高純度デヴィッド・リーチ映画になっていた。

この人は狂人すぎるやっぱw

メチャクチャなのに、実際に面白すぎるんだから仕方ないw

なにはともあれ『ブレット・トレイン』の満足感は重要。

なんか映画ってこーゆーことなんだなってかつてなく理解できた。

映画鑑賞が与える高揚感、幸福感で脳が気持ち良くなり続ける最高の至福の時間をオレは頂いた。

病みつきになるなコリャw

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