Netflixオリジナル　『ルディ・レイ・ムーア』

とんでもなく爆笑ｗ
笑い過ぎて、笑い死にする寸前ｗ
常軌を逸して面白すぎるｗ

ハリウッドの良心、エディ・マーフィ主演です。
誰もが愛して止まないエディ・マーフィの貫禄のお笑いエンタメ。

芸達者にも程があるなこの人はやっぱｗ

70年代のコメディアン、ルディ・レイ・ムーアだかって人の衝撃の実話です。
レコード屋の副店長として生計を立てながら、成功を夢見る日々を送るスタンダップ・コメディアン、ルディ・レイ・ムーアさん。

ある時、ひらめいた「ドールマイト」という独自のキャラクターを作り上げ、それが大ヒット！
下品で過激ながら、キャラの面白さと突き抜けた言葉のセンスで人気を博すのだ。

そんなルディさんが、ある時いきなり映画を作ると言い出すｗ

自分のキャラクター「ドールマイト」を主人公にしたその名も『ドールマイト』ｗ
もちろん本気ｗ

自分がやりたいことをやると決めたなら、他人の言うことは絶対に聞いちゃダメなのだ。
スベるかもしれないし、失敗もするかもしれない。
でも、恐れに負けてためらってしまうと、結局は何も起きないし、何も生まれないのだ。

自分がやりたいことを、ちゃんとやり通す。

それが出来る者だけが、人生を真剣に生きているのだ。
ルディ・レイ・ムーアさんなんかは映画なんて一度も作ったこともないド素人なのに、結局は立派に作っちゃう。

単純に作りたいと思ったから。

もちろん映画を作るためには、金も人間も機材も場所も必要。
ルディさんはなんだかんだと全部用意するのだｗ

実現させるだけの人間力、人徳がルディさんにはあった。

キツキツな予算と無名キャストと学生スタッフとアホな脚本。
そんな環境で、黒人映画を万人に楽しめる純粋なエンタメとして世の中に送り出した天才的な創造者がルディ・レイ・ムーアなのだ。

ロマン・ポランスキーやウィリアム・フリードキンを絶賛し、ルディ・レイ・ムーアを貶す批評家はウンコ。

ルディさんは断言する。
映画に必要なのはカーチェイス、爆破、オッパイだと。

あまりにも正論ｗｗ

『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』と同じように『ドールマイト』は映画的価値がある。

本作で描かれる『ドールマイト』撮影現場はカオス以上にエンタメの極致だったｗ
実際に公開された映画が人々に支持されたんだからそれが答え。

一本筋の通ったロックで、ファンキーな人格者ルディ・レイ・ムーアさんの勇姿があまりにカッコよすぎました。

貧困を生き残り、行動力の塊で、リズム感抜群で、歌はうまいし、とにかく才能豊かで根性もハンパない。

そこら辺の夢も希望もなく、ブーブー文句言ってるだけの負け犬とは違うっての。

この人は寡聞にも全然知らなかったけど、本作を観ればどんだけ偉大な人物なのか分かる。
100ドル札の絵柄になっても不思議じゃない人類の誇り。

演じ切るエディ・マーフィさん自身が最高級コメディアンなんだからそもそも説得力ありすぎ。
ルディ・レイ・ムーアさんへの愛情とリスペクトが全身から溢れ出るような名演技が感動的。
いまだに最前線で圧巻の面白さを表現してくれる。

もちろんもう高齢者に近い。
顔はシワもたるみも目立つし、お腹もかなり出てきたが、コメディに対するエネルギーとパワーは増している気がした。
出てきた瞬間に、もはや面白すぎるのだ。
そのお笑いの破壊力は甚大。

『ビバリーヒルズ・コップ』と『ゴールデン・チャイルド』と『ナッティ・プロフェッサー』と『ドリームガールズ』と他にも色々あって、フィルモグラフィはことごとく傑作の宝箱。
そして、ここにエディ・マーフィの記念すべき到達点として『ルディ・レイ・ムーア』が誕生した。

ひらめきと知恵と「お笑いが大好き！」ってゆー熱い気持ちを武器に、偏見と既成概念に縛られる業界に一発ブチかまして、見事に成功してしまう痛快なサクセス・ストーリー。

「やりたいことをやる」という正義が、夢見たスポットライトの下で光り輝く。

フラフラとぼんやり生きてる人（特にオレｗ）は大必見！

公式サイト