『ホーム・スウィート・ヘル キレたわたしの完全犯罪』
セックスレスは悪だなってつくづく身に染みる映画でしたね。
その関係が夫婦ならなおさら悪いです。
イイ年の男女が一緒に生活している状況で、セックスがないってのは怠惰であり、神への冒涜であり、反社会的で、肉体と精神を貶める行為。
この映画みたいに男はとにかくセックスがしたいんですよね。
それなのに女が言い訳ぶっこいて拒否するのなら、男は違う女とするだけなんですよね。
それが理に適う行為であり、自然の摂理。
セックスレスでストレス抱えるより不倫だろうがなんだろうがセックスした方が自分のためにもなる。
精神病を発症する前の予防策ですw
職場の不倫相手が妊娠しちゃったらしくてパニクった夫と「ゴール」のためには手段を択ばないコントロールフリークでサイコなカミサンが殺人に手を染める夫婦。
いやー、いい話でした。
どうしても『ゴーン・ガール』を思い出しちゃうんだけど、こっちは本場でわかり易いブラックコメディになっていました。
作り笑顔でクールに殺人犯しまくるカミサン役キャサリン・ヘイグルも素晴らしいが、やっぱずっとインチキ臭い笑顔とテンパり演技で楽しませるパトリック・ウィルソンがあまりに上手すぎw
ハリウッドはパトリック・ウィルソンさんを好きすぎなんじゃないでしょうかねw
あらゆるすべての映画に出てる勢い感じるよなぁ。
確かにパトリック・ウィルソンさんの映画って全部面白いのしかないよねw
一個でもつまらないヤツあったら教えて欲しいわ。
退屈とは無縁の才人。
見たことないもんこの人が出てるのに退屈映画なんて。
全部がことごとく傑作に決まってるのだ。
それぐらいに思い込んでしまう程にこの人は信用がおける面白俳優。
なんつーかね、見た目は一般的なビジュアルなんだけど、どこかぶっ壊れてるような危険な臭いがしますよねw
本作も最高でしたよ。
『ミス・メドウズ 悪魔なのか?天使なのか?』
天使でしょうこれはw
天使がいてくれて良かったと思いました。
ふわふわスカートゆらゆらさせて、軽やかにステップ踏みながら、上品に読書をたしなむ可憐な大人女子。
不思議な魔法少女のような可愛げファッションに身を包みながら、実はバッグに銃を忍ばせて、神と法に代わって悪党を退治してくれてるのがみんなが感謝すべき天使ミス・メドウズさん。
小学校で代理教師として子供たちに優しく人の道を教えつつ、人知れず堕落した悪を始末してコミュニティの平和に貢献しているのだ。
社会から生まれた悪徳や暴力に対して、社会自体が無能で責任を取れないのであれば、そんな事態を重く憂慮するミス・メドウズという天使が有難い説教と弾丸を喰らわせる。
罪を償わせるのだ。
近所に潜む子供たちを餌食にする悪い大人をミス・メドウズは絶対に許しません。
誰が何と言おうと自分のスタイルを曲げず、信念を貫き、過去のトラウマに苦しみながらも、やるべき任務に尽力するその勇姿。
悪行を無視することはできない。自分を偽ることはできない。
その生き方に筋を通すミス・メドウズに栄光あれ。
ミス・メドウズが容赦なく下す聖なる鉄槌に「うんうん」とうなずくしかない崇高な社会派サスペンス。
「子供たちの安全は誰が守るんだ!」って本気で社会に訴えたい気持ちになりました。
凄くいい映画でした。
ケイティ・ホームズはミス・メドウズ。