『フリー・ファイヤー』は「休憩」として観るには最適の一本!

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凄くいい映画です。

特に映画的に疲れた時に、近くにこの映画のブルーレイがあったら再生してみるかもしれません。
「ちゃんとした映画」を何本か観て脳をフル活動させた後なら最適。

ステーキ→ラーメンと続いた後のコーヒーとザッハトルテみたいな感じで観賞すれば問題なし。

映画で例えるとイーストウッドの後のウディ・アレンが個人的には好みますが、ちょっとしたドンパチと笑いが楽しめて、でもあんまり集中して観たくないし、話が複雑だったりハードな内容は避けたい。

そんな心境を汲み取ってくれるのが『フリー・ファイヤー』という映画なんだと思います。

この映画はとにかく単純明快で、犯罪者同士がしょーもない理由をきっかけにひたすら撃ち合って、みんな(というかほぼw)死ぬだけなので何も考えなくていいし、何も考えられないw

そうとくれば心配ご無用w
もうパジャマに着替えて、リラックスして観てみましょう。

画面からたまに視線をそらしても慌てる必要もないですw
そこがまた良心的。

マーティン・スコセッシが製作総指揮ですが、たぶん映画作りの合間に「休憩」としてヒマつぶし的に作ってみたんだと推測。

といっても、別につまらないわけじゃないです。
誤解しないでください。
『フリー・ファイヤー』はとっても面白いw

十分楽しめる犯罪映画で、出てくる人たちがみんないいキャラしてるw

基本的にみんなアホなんですが、特にシャールト・コプリーさんがヤバいw
『エリジウム』や『オープン・グレイヴ』ほどではないにしても、相変わらず狂気を感じさせてくれます。

撃ち合いにしても、マイケル・マンでもなければタランティーノでもない演出の泥臭さが魅力。

全然緊張感なくて、絶妙にタルいw
しかも、中盤からみんなところどころ撃たれているのでほとんど動けないw
地面を這りながらの怪我人同士の地味な銃撃戦w

「とりあえず誰か動いたら撃ってみる」みたいなスタンスで、誰が誰を撃ってるのかさえ本人たちが自覚できてなかったり、生きてるのか死んでいるのか分からないヤツとかもいて、ある意味観たこともない映画w

このどこまでもテキトーに展開する犯罪者同士の撃ち合いはまさにフリーすぎw
タイトルのフリー・ファイヤーも、「みんな勝手にやってください」みたいなナゲヤリな意味なんでしょうねw

「裏切り者は誰か?」みたいな仕掛けが一応は用意されてますが、ただのおまけ扱いw

この映画にはあくまでも「休憩時間」として対応しなければならない。
イーストウッドやノーランみたいな圧倒的な映画鑑賞で疲れた人にはこれこそ必要な映画。
時間も90分に満たないので、忙しい現代人にはとっても助かる。

観賞後は感謝の気持ちしか出てこない良心の塊のような一本。
それが『フリー・ファイヤー』だ!

緊張度 0点満点!(もちろんいい意味で!)

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