うん。
エンタメとして最初から最後まで正しい作品でした。
本当に良く出来ている。
『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフとしてのバンブルビー主演で作った一本。
それがコレ。
スピンオフ企画としてちゃんと『トランスフォーマー』に繋がる話になっているし、バンブルビーにまつわる諸々も判明する。
何よりもバンブルビーという愛すべきキャラクターが思う存分に生かされまくった傑作でした。
バンブルビーが超絶可愛い!
人懐っこいワンちゃんみたいに癒されるわけですw
すべてのシーンのバンブルビーが可愛すぎるし、でも、ちゃんとカッコ良い。
バンブルビーが好きな人が作っているから、バンブルビーの描き方を熟知してる。
そして、エンタメの作り方も理解している。
この映画はたぶんそこそこヒットすると思いますね。
ムダなく理詰めでエンタメしてて、その点においてはまるで抜かりがない。
バンブルビーと交流する相棒の女の子を始め人間のキャラが魅力的に描けているし、伏線も見事に回収され、脇役も効果的に立ち回る。
クールで、多少バイオレントなアクションと気の利いたギャグ、洗練された80年代サントラのチョイス。
メリハリがある展開で飽きさせないし、結構本気で泣けたりする。
至極真っ当なエンタメですコレは。
全然文句はないですね。
満足しかできない作品になってる。
たぶん監督は大学出てるし、地に足ついている常識人。
正攻法が合理的に機能してて、エンタメの見本のような面白さでした。
観る前はマイケル・ベイが監督だと思い込んでいたんだけど、違っていたので気楽に観れましたw
だって、本家の『トランスフォーマー』シリーズって全作がことごとく狂気じゃんw
何やってるのか分からないのに、ムダにテンションが高すぎて、最初から延々とクライマックスが続く。
まぁ、そこがマイケル・ベイの素晴らしさであり、魅力なんだけどw
『バンブルビー』は狂気どころか正気w
構成的にもクライマックスの配置が考えられているので、観客も安心の一本w
この春、一本選ぶなら間違いなく『バンブルビー』です!