Netflixオリジナル 『ポーラー 狙われた暗殺者』
凄く面白いですね。
マッツ・ミケルセンの新たな代表作としてぜひ推したいです。
『ハンニバル』以来のハマり具合だと思う。
暗殺者が退職寸前に、雇い主から命狙われる話です。
冒頭からいきなり下ネタとバイオレンスで気合入れてブットばしてるので、たぶんオレ好みでしたw
なんかグラフィックノベルが原作らしいです。
ダークホース・コミックスの作品ということなので、『シン・シティ』『ヘルボーイ』なんかを楽しめた人にはピッタリかも。
セックスの最中に命を狙われるという場面が、やっぱ哲学を感じますよね。
作り手にそのつもりはないんでしょうけど、セックスと暴力が同時に迫ってくるというのはスピルバーグやニコラス・レフンに通じる表現だと思う。
生命力を象徴するセックスに対して、破壊や死が向かい合うのはロマンティックでさえある。
マッツ・ミケルセンがセクシーで、クールな暗殺者を血みどろになりながら圧倒的に演じてくれます。
それだけで十分すぎる面白さだが、変態趣味が強すぎるので、好き嫌いは別れるところw
個人的には傑作ですね。
Netflixオリジナル 『ベルベット・バズソー 血塗られたギャラリー』
結構好きですね。
呪いの絵を手にした人たちが、変わった方法で死んでいく映画ですw
呪いの背景や理屈が説明不足で良く分からないんだけど、この奇抜な発想は面白かった。
表現として向上心はあるし、アートビジネスに対する社会風刺もちゃんと効いていて、頭はいいと思います。
ホラーとしては怖くはないが、風変わりなオカルトスリラーとしてはそこそこ楽しめる。
『ナイトクローラー』の主役と監督コンビということを考えると、結構納得のいく作風だと思いますね。
ジェイク・ギレンホールのクセの強さ、気持ちの悪さは相変わらず名人芸の域。
レネ・ルッソ、トニ・コレット、ジョン・マルコビッチと実はキャストが豪華で、使い方も贅沢。
結局、絵の正体が何だったのか分からないんだけど、みんなの呪われっぷりがいちいち凝っていたので飽きずに観れました。
この手の映画って呪われ方が大事w
その意味でもイイ線行っていたので、観る価値は十分あると思います。
とりあえず傑作ってことでw