『355』『ガンパウダー・ミルクシェイク』

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『355』

まぁまぁ面白かったです。

もうちょっとエキサイティングなストーリーを期待したんですが、なんかやってることが平凡で、昔っぽいんですよね色々とw

90年代から2000年代のスパイ映画みたいで、なかなかノレそうでノレない。

話がね、なんか驚きもドラマもなくて、あまりにもそこそこw

かといってアクションの表現はR指定でもないので、感想としてはやっぱりまぁまぁってことになっちゃうw

悪くはないですw

あらゆるシステムをハッキングして、クリック一つで攻撃できる画期的なデバイスをテロに渡るのを阻止するために、世界中のはみ出し諜報員が協力するスパイアクション『355』。

ジェシカ・チャステインはすでに『AVA/エヴァ』でアクション披露してるし、チームリーダーとしてのカリスマもクールな色気も文句なし。

ダイアン・クルーガーは見た目の年齢を感じさせるがわんぱくでワイルドに暴れてて、ジェシカ・チャステインに対抗する存在感。

プロフェッショナルなメンバーの中では、あたふたするペネロペ・クルスが紅一点ともいえる可愛い役割。これまただいぶオバサンになったがw

ルピタ・ニョンゴとファン・ビンビンがいるのが時代を感じさせるし、中国への媚びた展開も用意されているのも最近の風潮。

主役級のベテラン女優陣が豪華キャストで結集しての共闘がワクワクするし、激しいアクションシーン演じててそれなりに楽しめました。

男代表のウィンター・ソルジャーさんはいかんせん肩透かしだったが、ジェシカ・チャステインはやっぱスター性が違うし、なんつってもハンパなく華があるなぁと再確認できたので観てよかったですw

全体的な作りがありきたりで古臭いのが惜しかった。

このキャストを堪能するだけでも観る価値あります。

なんとなくゴージャスな気持ちにはなれますw

『ガンパウダー・ミルクシェイク』

これまた続いて新旧色とりどりのカラフルな5人の女優キャストでのじゃじゃ馬アクションが楽しめる元気な1本。

令和になって女性主導のアクション物が次から次へと作られるのが凄く楽しいし、いい傾向だけど、そんな中でも『ガンパウダー・ミルクシェイク』はイイ線行ってました。

タイトルがテキトーなんだけどカッコ可愛く決まってるし、『355』はハリウッドなスケール感と基本を大事にしたスパイスリラーだったが、こっちはグラフィックノベル、フィルムノワール、タランティーノ映画など色んな面白さの要素をごった煮してて自由度が高い。

裏世界の暗殺者たちが、裏切りあって、殺し合います。

殺し屋の母親に捨てられて、雇い主の犯罪組織のボスに同じように殺し屋として育てられた主人公カレン・ギランが、暗殺を命じられたターゲットの幼な娘を匿ったことから、次々と送り込まれるイカれた刺客たちに逆に命を狙われるという殺し屋同士の内輪もめです。

今をときめく『ジョン・ウィック』とかをしっかりと意識したタイプでありながら、女性暗殺者たちの集結、仲間の絆をメインとしたまた異なる世界観を確立してて良作w

冒頭のボウリング場での薄暗いネオンの中での立ち回りから最後まで趣味のいいスタイリッシュなアクションシーンがサービス良く展開。

暗殺者が武器を提供してもらえる秘密の図書館、殺し御法度の中立地帯として機能するダイナーといった場所の使い方も面白いし、そんな楽しい場所で、ポップかつド派手にドタバタと殺し合う『ガンパウダー・ミルクシェイク』。

監督の演出センスが光ってて魅力的な作品でした。

発想力の発揮された個性の強い面白シーンが連発して、もちろん暴力表現における血生臭さも忘れない。

笑いの取り方も毒を感じさせて、相当特異。

劇画的に描写されたキャストの活躍も凄く良かった。

カレン・ギランがムダに背が高すぎ、つーか、なんか図体がデカすぎ。

カーラ・グギーノは熟女すぎ。

アンジェラ・バセットは怒りすぎ。

ミシェル・ヨーは一方的に強すぎ。

レナ・ヘディはオレの母親になって欲しすぎw

そんで、ラスボスのポール・ジアマティさんの顔はやっぱ最高で、あれはズルすぎるw

続編出来るなこれはw

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