誰もが絶賛を止まない評判の『ベイビーわるきゅーれ』を、この期に及んで、手遅れになる前に鑑賞。
やっぱ面白すぎましたw
若手の才能あふれる監督の気負いのない実力っぷりにこっちまで笑顔になる嬉しくて仕方ない世界にも誇れるレベルのジャパニーズ・エンタメ。
若さや快活さが違うよなやっぱ。
阪本裕悟さんの『ある用務員』とも地続きのユニバースとなっているみたいで、同作で登場の二人組の女の子が主演。
就活迫られる卒業し立ての元女子高生殺し屋コンビの憂鬱な社会生活での苦労とユルすぎる日常。
ブツブツと聞き取れないトーンでの社会への呪いの言葉を発信しながらも勤しむ天職な殺し屋稼業。
ある殺しの仕事を受けたことから、面倒くさいヤクザもんに目を付けられてしまう二人。
作り笑顔と自我抑えての社会人としての対応力を求められる実社会の生き辛さ。
そのストレスに向き合うのも大変だが、だからこそのヤクザ始末の血祭り大仕事終えてからのご褒美ショートケーキでほっこりw
キュートで、人殺しな二人の友情も余計に深まるわけですw
キャラ、ユーモア、アクションの部分で『ある用務員』より垢抜けてて楽しかった。
阪本裕吾さんにはハリウッド映画並みの予算をあげないともったいない。
あっけらかんと笑顔でマシンガンぶっぱなす高石あかりさんとブツブツと根暗なのに強すぎる伊澤彩織さんの組み合わせも最高。
『ある用務員』でも素晴らしかった伊澤さんですが、主演の今回はもう最高ですわw
もう羨ましいぐらいに魅力しかないし、あまりに好きすぎるし、マジで日本に決定的に欠落しているアクション映画の夢と希望が生まれたわけです。
『ベイビーわるきゅーれ』にはバイオレンスもアクションもあって、ポップだが本気度が違うし、こっちが本当の『バイオレンスアクション』。
つまり、役立たずの橋本環奈は引っ込んでいてくれ頼むってことにしかならないのだw
純粋に続編を絶対に観たいし、実際に作られるみたいなので、生きる楽しみがまた一つ増えて幸福w
続編は予算もアクションも伊澤さんの大暴れの出番も100倍になってるとか。
願わくば。
つーか、なる!