アクション映画でした。
犯罪組織の大ボスさんを殺人罪で起訴するために保護された目撃証人が、殺し屋に暗殺されそうになって、そこにたまたま居合わせた裏社会で稼ぐクーリエ、つまり荷物の配達人が、実は強い元軍人で、成り行きで助けてくれましたという話。
どっかのビルの狭い駐車場でのみこじんまりと殺し合いを繰り広げてて、大ボスのゲイリー・オールドマンが大御所風の雰囲気醸し出しながら、時々ボスらしく周囲に怒鳴り散らしてみたりして、おうち時間を過ごしてる様子が差し込まれます。
なんの説明もなく片目のアイパッチ姿で、カッコ良かったなぁとしか思いませんでした。
何の変哲もないシナリオと凡庸な展開と特に興味をひかない面白味のないキャラクターとそこそこのアクションシーン。
時々ムダに肉体破壊をリアルに演出してくる意識がいけ好かなく、頑張るところをはき違えたとしか思えないただのムダな努力でしたw
オルガ・キュリレンコはこーゆータフなヒロインが暴れるタイプの映画でやたらと主役張るが、もちろん可愛いけど役柄に説得力ないですよね。
どう考えてもあんなイカつくて、ゴツい海兵隊員みたいな肉体の男たちと対等に戦えるとは思えないのだ。
やるならシャーリーズ・セロンぐらいに役作りを仕上げて欲しいものです。
とりあえずゲイリー・オールドマンみたいなちゃんとした人を出しておけば、体裁として映画っぽくなるだろうって安易に発想したのが見え見えの軽薄な作品でした。
別に全然傑作じゃないけど、アクション映画ならなんだっていいやぁぐらいの時にはちょうど良い出来かもしれないです。
いやー、100円で借りることができて助かりましたw