Netflixオリジナル 『ラブ&モンスターズ』『ベケット』『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』『愛してるって言っておくね』

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『ラブ&モンスターズ』

隕石落ちてくるからミサイル撃ったら、今度は危険な化学物質降ってきちゃって、地球上の野生生物が昆虫から両性類から爬虫類から何から何まで巨大化の凶暴化しちゃった終末世界。

仲間たちとの共同シェルター生活で無事に過ごしてきたものの、7年間生き別れの大好きカノジョ探しに遥か遠くのどこぞのコミュニティへと旅に出ることに決める主人公の険しい道のり。

得意分野は絵描きとスープ作りという戦闘もサバイバルも未経験のインドア派の男の子が、カノジョとヤリたいという性欲が原動力となって安心安全な引きこもりからモンスターズうじゃうじゃな外の世界に飛び出して、リスクを冒して色々経験して心も強くなっていくアクション・アドベンチャー。

ディラン・オブライエンがまたしてもモンスターに追われて、必死こいて全力で逃げるし、戦います。

不器用ながらも誠実なヒーロー役で、いいルックスしてるし、アクションもできるので、ディラン・オブライエンがメイズランナーだし、アメリカン・アサシンなのでやっぱりハマってました。

ラスアス好きとしては、途中で出会うマイケル・ルーカーと少女のバディっぷりがジョエルとエリーのパロディにも思えるし、ディラン・オブライエンが前半着ているシャツがエリーが夏編で着ていたシャツと似ているなぁと思ったりしました。

どうでもいいんですがw

肝心の登場するモンスターの表現が素晴らしくて感動します。

ディテールまでの描きこみが凝っている分ちゃんとおぞましいし、気持ち悪いし、グロテスクで最高でした。

宇宙生物じゃなくて地球に元々いた生き物が化学の力でモンスター化しちゃってる設定が終末物では新しいタイプかもしれん。

モンスターと戦うだけじゃなくて、ロードムービーらしく途中での様々な出会いがちゃんと意味を持たせて、ドラマを生んでいてよかったです。

人間の感情を読み取る家庭用ロボットとのやりとりでは、ディラン・オブライエンの演技も良すぎてしっかりと涙。

笑って、エキサイトして、泣けて、テーマもあって、良質エンタメになってました。

続編ありそうなので楽しみにしてます。

『ベケット』

テネットの人が出てるスリラーです。

名前が知らないけど、確かデンゼル・ワシントンの息子です。

女とギリシャ旅行中に事故ったら、女は死ぬし、なんだかわけのわからない陰謀に巻き込まれてて、知らない人たちから命狙われ続けるしという災難に遭ってしまう話。

日常送ってたのに知らない間の巻き込まれ展開が古きのヒッチコック映画の趣が感じられる作品。

テネットの人だけにしぶとかったです。

どんだけプロの技で殺されそうになりながらも、テンぱりながらも反撃が効果的w

常に肉体的に酷い目に遭い続けてましたw

絶対にどこかから落ちたり、転がってて、よれよれのおぼつかない足取りで逃げ走り。

逃げた先で、誰かに助けを求めては、求められた人は殺されてしまうけど、自分はしっかり逃げおおせてしまうハタ迷惑アメリカ人の図式が繰り返されます。

ラストの自殺行為にも等しい無謀な飛び降りアクションには唖然としました。

飽きなかったという点で評価しますw

『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』

アル中で、広場恐怖症で、昔のモノクロ映画見ながら意識失ってることが多い引きこもりのセラピストが、唯一の趣味の覗きに興じていたら、向かいの家で殺人事件目撃しちゃって大騒ぎする話です。

問題抱えすぎの主人公の言葉なんぞは戯言と決め込むのが普通の神経なので、もちろん周囲は本気にしません。

誰もが容疑者のように怪しい人ばかり出てきて惑わす作りで、かといってエイミー・アダムスも精神も情緒も不安定すぎて信用なりません。

まぁ、なかなか見ごたえのあるスリラーになってました。

主人公の危うい精神状態を表現するかのような凝った映像も面白かった。

謎あり、ひねりあり、スリルあり、アクションありで良識ある範囲で面白かったです。

これはエイミー・アダムスが名女優だよねってことを再確認する作業をしたい人に向けて作られた作品ですね。

もちろんエイミー・アダムスは名女優でした。

『愛してるって言っておくね』

ある夫婦の暗く沈んだ日常風景から始まって、いったい何があったんだって真相が明らかになって、あーもー辛すぎるよ!って心底思って、胸が痛く締め付けられる作品。

最初から訳もわからず涙出てくるアニメで、なんだか作り手の凄いエネルギーを感じさせるのだ。

余計な色やごちゃごちゃしたイラストを排除しての、セリフも一切なしで、シンプルだけどパワフルでインテリな表現で、確実に天才の作品。

タイトル文字がスマホに表示された時の哀しみと切なさが異常事態だった。

子供を失うということは本当に苦しいし、どうにもならない悲劇なのだ。

一生のしかかる絶望で、親はそれでも毎日を生きないとならないからどうすればいいのか分からない。

悲しすぎるから。

それは何にも埋められないが、夫婦にはお互いがいることで、子供と過ごした思い出を共有でき、相手に優しくなれるのかもしれない。

子供への思いを持ち続けることで、なんとか心ある人間としてギリギリ生きられるし、正気へとつなぎとめる。

泣けました。

とにかく泣けますこれは。
12分間の短編ですが、ずっと圧倒されます。

あまりにも傑作。
涙しか出ません。

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