『ラン・ハイド・ファイト』『ドアマン』

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『ラン・ハイド・ファイト』

トーマス・ジェーンAKAパニッシャーに育てられた強靭な精神を持つ強気な女子高生が、度胸と知恵とスナイパーの腕で、学校を占拠した武装したワルガキ集団に単身立ち向かうアクションスリラー。

犯人のリーダー格の思想が複雑すぎて理解できなかったが、とにかく世の中に不平不満持ってて、SNS時代らしい自己顕示欲も満たしたいんだってことは分かりました。

鬱憤を晴らしたいイジメられっ子や神の啓示聞いてしまったキチガイが仲間ってのが、ちゃんとした過激派だった『トイ・ソルジャー』のプロフェッショナル集団とは違う未成熟さだが、頭の切れるシニカルなワルガキが率いてるので、手順や段取り考えたそれなりの作戦があって、目的意識も高いので、ただの闇雲な校内乱射事件とは違う様相で油断大敵なんです。

でも、パニッシャー娘のダイ・ハードな能力によって、犯人たちに焦りと混乱を巻き起こすのだ。

亡き母親の死を受け入れられずに悲しみと喪失感に引きずられて前に進めない心境を、母親オバケの幻覚との交信の形で描く辺りの演出も面白く、犯人たちと渡り合いながら、自分に向き合っていく姿に最後は涙。

主演のパニッシャー娘な女の子の力のこもった演技と手に汗握るサスペンスシーン満載で大変面白かった。

あと、『エクスペンダブルズ』に出てほしいスーパースターナンバーワンのトリート・ウィリアムズが田舎保安官の署長役で出ているよ!

『ドアマン』

ルビー・ローズが主演のアクション映画観れるようになったのは良いことだなって思いました。

ルビー・ローズをいかにカッコ良く見せるか。
それだけがこの映画が作られた理由。

アクションシーンは良いです。

ルビー・ローズは動けてるし、カット割りも上手いし、カメラワークも饒舌。

ルビー・ローズって人は確かに線は細いが、アクション演技の土台がしっかりしてるので、なんとなく演じてるオルガ・キュリレンコよりマシだなぁという感想になります。

ただ、話も人間関係も描写が退屈というか陳腐というかね。
あまり魅力がないです。
なんとなく作ってあるよってぐらいで気にしないほうがいいかもしれないですw

主人公がドアマンである理由もあまりないw

設定がテキトーすぎるんですよね。

大物感でごまかすために出演しただけの敵ボス役のジャン・レノは、ただもっさり座って、なんか悪そうにしゃべってるだけです。

伊藤英明はすぐ死ぬのかなって思わせて結構後半まで頑張っていて、ちゃんとルビー・ローズと互角に戦ってましたw

死に方が一番北村龍平の趣味っぽかったのも笑ったw

いつもの北村龍平らしさはだいぶ薄められていて、ファンの人にはアピール弱いと思いますね。

まぁ、何はともあれルビー・ローズのアクションを楽しむ低予算B級アクションってことで納得しましょう。
そこ以外は重要じゃないので、ながら見してもいいかなって思いますw

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