Netflixオリジナル 『MARIA/マリア』『ハイ・フォン ママは元ギャング』

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今、東南アジアが元気なんですね。

勢いを感じさせるアクション快作2本立てです。

予算やアクションのリアリティではハリウッドには及ばないかもしれないが、どっちとも凄く頑張って作っていて楽しかったです。

『MARIA/マリア』はフィリピン産です。

家族を殺されて、平穏な生活を奪われた元女暗殺者が、組織に復讐する話。

設定がどうしても『ジョン・ウィック』を彷彿とさせてくれるんだけど、たぶん影響はされまくってると思う。

他にも『アウトロー』におけるロバート・デュバル的な役割のオッサンまで用意されていて笑ってしまったw

アクションはカメラワークでごまかしている部分もあるけど、全体的に良くできていて迫力あります。

ただ、時々演出が下手なのが気になります。
特に女子トイレのシーンは、殺し屋同士というよりただの女子のケンカにしか見えなかったw

まぁ、そこを差し引いても、本作はアクション映画として十分面白いと思う。

マニアックな好みなんだけど、オレはこの手の映画で決着の舞台が「埠頭」ってのが凄く好きw
『イレイザー』とか『リーサル・ウェポン2』とかw
古いけどねw

確か『ジョン・ウィック』も埠頭っぽい場所で、最後は殴り合いやっていたよね。

『MARIA/マリア』もほぼ同じことやっていたw
ちゃんと雨を降らせる辺りも『ジョン・ウィック』からの引用かもしれないw

緊張感がもうちょっと欲しいところのB級アクションだが、精一杯頑張っているので許せます。

主演女優がとにかく美人だったしね。
アクション女優じゃないらしいけど、上手に格闘シーンをこなしてました。

続編があるような終わり方だったので、もし作られれば観ると思う。

機会があればぜひ!

公式サイト

『ハイ・フォン ママは元ギャング』はベトナム産。

こっちはより本格的な格闘アクションに仕上がってました。

アクションシーンの出来が違いますね。
撮り方もずっと上手いし、主演女優が披露する武術もリアル。

『MARIA/マリア』が『ジョン・ウィック』だったのに対して、こっちは『96時間』を思わせる話になっています。

借金の取立屋で生計を立てる元ギャングのママが、人身売買組織に誘拐された娘をひたすら追いかける。

冒頭は地元の田舎村での誘拐、中盤は都会のホーチミンでの捜索へと展開。
クライマックスは走行中の列車でのアクションが迫力満点。

またマニアックな好みになりますが、オレは走行中の列車にぶら下がるスタントシーンがやたらと好きなんですw
ぶら下がってるとなんかカッコいいですよね。
映えるというか。

昔すぎるけど、『カナディアン・エクスプレス』や『ブロークン・アロー』でもやってた。
『暴走特急』はあまりにも合成だったけどw

『ハイ・フォン ママは元ギャング』はアクションシーン以外も丁寧だった。
母娘の関係性、元ギャングの過去、現在の生活事情なんかも手際良く描けていて、母親の切実な気持ちが良く分かる。
だからこそ、ストーリーに胸も熱くなるんですよね。

娘を命がけで助け出そうとするママの満身創痍で戦う姿がひたすらカッコよすぎます。
後半の大暴れは胸熱テンションが止まらなく、ラストはしっかりと感動させてくれる。

話が進むにつれてどんどん敵も手ごわくなっていくのが良かったです。
敵ボスのゴツい女がちゃんと強くて悪そうなので、余計にママに肩入れしたくなりますw

ママはかなり苦戦しますが、それが形勢逆転するカタルシスにつながるのだ。
アクション映画における正統派なお約束がしっかりと踏襲された作り。

シンプルだけど、アクション映画として盛り上げ方は心得ている1本。

2本とも大変見応えありますのでぜひ。

公式サイト

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