血液の不治の病気で苦しみ、それなりに人生にうんざりしてて皮肉屋だけども、ノーベル賞レベルの学会も認める天才モービウス学者さんが、コスタリカの奥底の洞窟に巣くう吸血コウモリを強引に捕まえちゃって、サクッと血清作って打ってみたら、オリンピック選手をもしのぐ身体能力と筋肉モリモリ肉体、吸血コウモリ流れの超人的な能力を受け継いでしまい、血を吸わずには衰弱して死んでしまうヴァンパイアのようなダークヒーロー、モービウスが誕生しちゃうというソニーのスパイダーマン・ユニバースの最新作です。
なんか超人的な吸血ヒーローが吸うべきか吸わざるべきかで悩んだりしてた話は昔からあったからなぁ。
どうでしょうねこれは。面白いけども、けども。。。ってゆー感じですね。
もはや新しさはないんですよね。
なんだろ。可も不可もなく、ちょうどよいストーリーとアクションでした。
不遇な吸血ヒーロー、ダーマン風のビル飛び交いアクション、親友が敵とかね。
この手の話はもう何度も見てきたし、マーベルというブランドの新作だから観てみたものの、1本の映画としての独自性というかオリジナルな面白さも特にないんですね。
ジャレッド・レトさんらしい儚げで、影があって、闇を抱えた役どころはハマリ役でいいんですが、モービウスさんが変貌しちゃった時の悪い吸血顔が病弱で貧相でなんか嫌いだったりしますw
映画としてなんか全体的にマジメすぎたのかもなぁ。
『ヴェノム』ほどのユーモアのセンスもないし、コウモリなので、バットマンともイメージ的に被っちゃってて、マーベル作品の中では最も冴えないし、山場もなく盛り上がりに欠けて、ぼんやりとした印象。
ターゲットを感知するバットレーダーの表現や地下鉄でのコウモリ飛行などところどころ特徴的な面白さもありましたが、どーもパッとしなかったですw
でも、それなりにちゃんと作られた話なので、それなりの映画として面白かったです。
続きが見たいかと言われたら正直結構ですって気持ちにはなりますがw
ヴェノムを意識したギャグとマイケル・キートン出してきて、なんとかユニバース感は出してましたね。かろうじて。
どうなることやら、今後のMCUとのつながり。
一応楽しみではありますw