Netflixオリジナル 『西部戦線異状なし』

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は?って思いました。まずは。

タイトルに対して。

『西部戦線異状なし』ってなんのつもりだと。

原題なんかは”All Quiet on the Western Front”なわけです。

西部であろうと南部であろうと戦争の戦線なんだからどう考えても異常な状態でしかないし、殺し合いでワイワイガヤガヤと賑やかに決まってるだろと。何を戯けたことを言ってんだと。真っ赤な嘘をつくなと。

そもそもタイトルに対して、観る前からすでに疑惑と不信の気持ちを抱いていましたが、なんとエンディング後にその真の意味が、残酷にも文字と数字で明らかにされてしまうという洒落た仕組み。

なんで異状なしなのか。なんでAll Quietなのか。

その恐るべき意味を知った時、オレはとんでもなく打ちのめされ、奈落の底に落とされた気持ちで茫然自失。

目撃したストーリーに対するさらなる虚しさと絶望が深まって、結局はとんでもない最高傑作でした『西部戦線異状なし』は。

冒頭から気合が違ってました。

戦死の亡骸から回収された軍服がいかにリサイクルされて、肉体を変えて、また同じ運命を辿るかというおぞましい輪廻が示されており、その死の循環の呪われっぷりに震撼。

これから待ち受ける悲惨を暗示しているようでゾっとして、すでに掴みは素晴らしいわけです。

愛国心を刺激されまくっての無垢なる若モンたちの舞い上がり志願。

甘い言葉を真に受けての「将来安泰は間違いなしだぜ!」って夢と希望に溢れての戦場出向。

ステキな満面の笑顔での晴れやかな行進。

だのにー、一転しての死と隣り合わせの地獄絵図の真っただ中放り込まれなのだw

終わらない不毛な出撃と殺し合い。神様は死んだに違いない修羅場。過酷な空腹。フランス軍強すぎ。いつ帰れるのか教えてください頼んます。。。涙

そんな感じで、容赦なく突き付けられる惨い現実で若モンたちは心折れまくって不憫で仕方なかったw

行く先々の戦線でいちいち待ち構える無残なブチ殺され演出と死体表現のレベルも高すぎてビビりまくり。

不吉な不協和音みたいな音楽が鳴り響くのも死の合図みたいでめちゃくちゃ怖いw

かつて見たこともないとんでもなくクールでショッキングなショットも連発で凄いですw

塹壕を戦車がノリノリで乗り込んでえげつなく破壊する場面の、あんなアングルからのあんなショット。ぜひ観て欲しい!異常者よ、あんな凄いショット考え付いたヤツはw

ほぼホラー映画かと思わせるほどの鬼畜場面連発で凍り付きました。

悲惨すぎたし、可哀そうすぎたし、地獄過ぎて苦く笑うしかないストーリーw

劣勢著しい負け戦決定で、ようやく終戦スケジュール決めたのにも関わらず、お偉いさんのプライド満足のために、ムダに悪あがきの突撃させられる消耗品扱いのドイツ軍兵士さんたちのナゲヤリ奇襲がクライマックスを飾ります。

マジでつらいよ。トホホだよ。

そして、あんまりな悲劇の本編終了後のエンディングで示される「異状なし」の真相が追い討ちww

これほどの虚無感で打ちひしがれた哀しすぎる戦争映画は初めてなので、これは史上最高峰の傑作決定です。

そんな素晴らしい作品があえてドイツからやってきたってところもなんかカッコいいし、無性にイカしますw

アカデミー賞での色々な部門での受賞おめでとうございます。

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