って、やかましーw
お帰りも何も渥美清死んだだろww
そうですよね。
あの人、とっくの昔に死んだんだから、その時点でシリーズも終了が通常の常識。
それなのに、どーゆー風の吹き回しなのか知らないが新作が作られましたw
渥美清、生き返ったのかと思って、恐る恐る観に行きましたw
しかも、『男はつらいよ』なんて一度も観たことないし、主演した本人死んでんのに寅さんが帰ってくるはずもなく、まるで意味不明な企画。
まぁ、試写会っつーことだし、時間を作って、たまには全然興味ない映画にも出向してみるのも心の余裕の証w
てなわけで、初めてのちゃんとした寅さん鑑賞w
なかなか面白かったです。
どっかの田舎の下町でのほほ~んと暮らしてる平和そうな家族が出てきました。
この人たち自体もオレは知らないんだけど、みんないいキャラしてて楽しかったです。
美保純とかいつものNHKの番組と同じテンションでワロタw
いちいち寅さんの思い出話に付き合わされたんですが、その思い出が過去作からの「これぞっ!」って伝説の面白シーンを引用してきてつなげていく編集。
寅さんの頑固だけど愛される人柄とモテモテ具合がよく分かって、無知な状態のオレにはとっても親切設計で、初心者にも優しいハードルの低さで分かりやすかったです。
一部の俳優さんに関しては、当時の若さと現在の老化ぶりのギャップに震撼したりましたw
寅さんの登場場面がすこぶる面白くて爆笑w
天才的なキャラだったんですね寅さん。
こんな稀有な人格者だったのかと感動。
渥美清は死んだので、もちろん新しく話は生まれませんが、寅さんは作品の中で確実に生きていた。
寅さんの体温や息吹を感じましたね。
それぐらいちゃんと生きていた。
キャラクターが抱える現在の葛藤に、ちゃんと寅さんが思い出の中で誠実に応えていく。
みんなの心に生きていて、間違いなく存在しているのだ。
最後はしっかり泣けました。
結局、観て良かったです。
思い入れなんて一個もない話でしたが、オレは寅さんに会えて本当に良かった。
寅さん、ありがとう。