いつも通りの思っていた感じ通りのエメリッヒの映画でした。
なにはともあれエメやんでした。
なんか史実なんでしょこれ?
太平洋戦争でミッドウェイでの日本軍と米軍の歴史に刻む海戦があったと。
日本軍の奇襲作戦の暗号解いた解読班の人たちや爆撃機の命知らずパイロット仲間や日本軍側の思惑やらで描いた話でした。
と言いつつ、話の流れが唐突だったり、説明不足すぎるし、登場人物もやたらと多い割にはキャラも関係性も軽薄すぎたり、一番危険なミッション任されたのに映画的に放置されるキャラもいたりして、全然群像劇も作れてないw
キャストはウディ・ハレルソンとかパトリック・ウィルソンとか豊川悦司とか知ってる俳優ばっか出てきてそれなりに実力派だなぁと思いました。
ただ、特に印象に残る演技はないですw
いろんな人たちが出てくるが、広く浅く出てきて、なんかしゃべってるなぁぐらいにしか感想は生まれず、誰にも感情移入できませんでした。
話もなんか深く突っ込む気ゼロでやる気がないので、全然わからないんですよねw
観てる方は本当に把握できないし、誰が何をやってるのかもよくわからないままとっとと進行していき、いきなり爆撃機が無数に飛んできてドンドカドンドカと滅茶苦茶でてんやわんやのスペクタクル戦闘シーンがバカみたいな迫力満点に展開しますw
日本軍がやったら、米軍がやって、また日本軍がやってと繰り返します。
そんで、運命のミッドウェイ海戦です。
ぼーっとしてたらいきなり鬼のような数で爆撃機やってきて、対抗する空母からの大砲ドカドカと空中でのグルングルン飛行が画面を覆いつくします。
挙句の真っ逆さまにも程がある強引角度で突入しての自殺行為スレスレの魚雷落下作戦とかですんごい爆破攻撃で巨艦やっつけて、結局は無事に帰還したり、しなかったりした米軍パイロットたちの勇気と友情と絆の物語がもしかしたらあったのかもしれないけど、オレには知る由がありませんでした。
日本人の中ではテキパキ動く浅野忠信と悔し顔の國村準とかがなんとなく良かったと思いました。
エメやんの映画にマトモな実録ドラマとか期待しちゃダメに決まってるだろw
とにかく相変わらずやってることは初期の頃とほとんど変わってません。
まったくブレない信念の人。
カッコよすぎますエメやんは。
『インデペンデンス・デイ』と『GODZILLA』と『インデペンデンス・デイ リサージェンス』と『ミッドウェイ』はほぼ平行線に並んでますw
『ミッドウェイ』のおいては日本軍が宇宙人の役として機能してます。
ウィル・スミス役の人も出てきますので安心してください。
ジェフ・ゴールドブラム役やハリー・コニックjr役もいました。
ビル・プルマン役だけがいなかった。
とにかく『ミッドウェイ』はエメリッヒの映画で間違いないです。
ありがとう、エメやん!
いや、ありがとうじゃないのよ。
違うのよw
月が落ちてくるとかいう大得意の天変地異パニックのヤツ、『MOONFALL』だっけ?
それ。
いいから黙ってとっとと撮ってくれ。
『ミッドウェイ』とか作ってる場合か。