『スパイの妻』
クロキヨでした。
第二次大戦中の日本での一組の夫婦が展開する不穏な心理ドラマ。
貿易会社の夫が満州から帰ってきたら、実は日本軍のおぞましい蛮行人体実験の証拠持ってきてて、ひそかにアメリカ渡って敵側に渡そうとしてたのだ。
それを知った妻がスパイの妻ってことで、日本映画を代表する蒼井優ってことです。
主役二人の名演技で面白買った。
全然お互いを理解し合えてないんだよね。
宇宙人やオバケとのコミュニケーション並に不毛。
そこがクロキヨなんだよね。
超常現象も起きないし、オバケも出てこないが、やっぱビジュアルが薄暗くどんよりと落ちているし、登場人物の人間離れした不気味さがいつものクロキヨ。
表面的には仲が良さそうでも、大義を優先する夫とただ一緒にいたいだけの妻。
実は一個も分かり合えてない夫婦が、戦争の終戦に向かって関係も終わりを迎えていく。
絶望的と言っていいのかどうか分からないけど、作風としてはつくづくクロキヨだったなぁと思いました。
個人的にはまたオバケ映画が観たい。
『ニュー・ミュータント』
アニャ・テイラー=ジョイだけを堪能する映画。
若い能力者たちが謎の組織の病院のような施設に無理矢理入院させられてて、嫌気がさして解放のために戦う話です。
主人公はどっかの見たこともない根暗な女の子ってことなんですが、結局はアニャ・テイラー=ジョイが全部持って行ってます。
主人公が地味すぎるんですよね。
美しく、ブロンドで、オラオラ強気なアニャさんに食われすぎw
ツンデレなのに、途中からやたらと可愛い髪型になるのもウケましたw
見所はそれだけですけどねw
X-MENの新作としてシリーズ終焉作として考えていいのかどうか知らないが、こんな小さくまとまって終わりかぁ。。。
ダーク・フェニックスもぼんやりとして終わったし、いずれにせよX-MENってこれで終わらせていいのかねw
ニュー・ミュータントな若くて、将来ある子たちへの教訓話ってことでまぁまぁでした。
自分の恵まれた能力もコントロールの仕方ですよ。使い方次第ですよ。台無しにすることも意味を持たせることもできますよ。パワーを制することは自分との闘いですよってゆーいい話ではありました。
『ノンストップ』
実はお互いに諜報機関のエージェントである正体を隠して結婚した訳アリ夫婦が、貧しい生活にもめげずに明るく笑顔満載で暮らしていたけど、念願のハワイ旅行当たってウキウキ気分で飛行機乗ったら、たまたま北朝鮮のテロリスト乗っててハイジャックされて困るけど、家族もいるし、頑張って取り返す話です。
笑いを一生懸命取ろうとしてましたね。健気なんだけど、韓国映画にありがちなそんなに笑えないのにクドいぐらい笑わそうとしてくるので、それがしんどいのだw
韓国のアクションコメディによくあるユルくて、相当寒い笑いの連続に付き合うのが苦痛w
アクションシーンはまぁまぁですが、こっ恥ずかしい90年代の原始時代みたいな笑いの取り方はどうにかしてほしいです。
笑いをがんばりすぎてて、逆に冷めますよね。
話にちょっと後半ひねりありますが、どうでもいいっちゃどうでもいいぐらいのひねりかたでした。
ハイジャック映画としてみると、古典的名作『パッセンジャー57』と『エグゼクティブ・デシジョン』の方がもちろん好きです。
『ボルケーノ・パーク』
『コン・エアー』と『エクスペンダブルズ2』と『ワイルドカード』作った人の映画です。
全部好きな映画ですが、頭の悪い人しか積極的に観ませんこの人の映画なんてw
つまり、100円で借りる価値はありますw
こんなご時世ってことで、チャイナマネー勢力がえげつないパニック映画です。
火山がいつ噴火するかもしれないデンジャラスなリスク付き火山島で、スリル求めたい人たち集客したいがために借金こさえてわざわざ作ったテーマパークでしたが、案の定山が噴火して、パニックになる映画です。
『ダンテズ・ピーク』『ボルケーノ』以来のそこそこお金かけて作った火山噴火のパニック映画でした。
内容は『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の冒頭だけを引き延ばしたような本編って印象でしたがw
延々と飛んでくる火山からの火の玉攻撃とサクサク進んで燃えつくしていくドロドロのマグマから逃れるために命知らずの登場人物さんたちは無謀なアクションに挑んでました。
相変わらず雑で乱暴な脚本であり、まったりとした感傷がありました。
緊張感はないですが、とにかくパニック映画が好きで仕方がないって方なら観ておいてもガッカリすることはないでしょう。
一番重要ですが、ヒロインが凄く美人です!w